事の発端は２年前の自民党総裁選だが、あの時点ではキシダが最もマシな候補者に見えたのは私だけであるまい。タカイチ、デマ太郎などは論外だからだ。だが、キシダも負けず劣らず救いようがないクズカスと判明するまで時を待たなかった。首相官邸で親戚とはしゃぎながら写真撮影して秘書官クビになったアホ息子は、まさにキシダ自身のバカさ加減を投影したものだ。
戦後 間断なく日本を「植民地」扱いしてきた米国にとって、極論すれば日本国民はドレイに過ぎない。DSが米国を牛耳っている今は尚更だ。当然、米国（DS）の利益と日本国民（大衆）の利益はウィンウィンでなくゼロサムになる。よって、米国（DS）の言いなりでしかない人物が首相に就けば、日本は亡国の政治／外交に邁進するだけだ。そうしてウン十年が過ぎた。キシダは当初、この「亡国政治」を軌道修正すると見做されたが、とんだ食わせ者だったわけだ。そんなことは上記総裁選の前から大手メディアなら とっくに掴んでいたことだろうが、日本のマスコミもDSに牛耳られている有り様で、一切報じられはしなかった。だが、仮に「キシダは食わせ者だ」と事前に報じられたところで、他の選択肢もクズカスだけという絶望的状況．．．行く手に立っている道標に「右に行けば行き止まり、左に行けば首を落とす」と書かれているようなものだ。
植草一秀氏ブログに「知られざる日本経済凋落の惨状」（2023/11/3）が出ていた。他の分野も同傾向なのは孫崎さんも再三指摘してこられた。もはや日本の将来は、日本人大衆 自らが「別の選択肢」を持てるか否かに懸かってくるのだろう。