>>1 フレデイさん、こんばんは >>徐々にイスラエルはコーナーに追い込まれて行くのです。 こういう比喩表現ではなく、直接具体的な表現が望ましいと思います。 「コーナーに追い込まれて行く」とはつまりどういうことか。イスラエルの消滅を望むのかどうか。 「徐々に」とはどのくらいの時間なのか。 ちなみにわたしはかなり前ですが、「パレスチナ問題の解決には時間がかかる」と書いたら、親米認定されました。 しかし親米認定したヒトも、最近、時間がかかるととれる文章をコメントしていました。 わたしの意見では、1947年パレスチナ分割決議、その後独立したイスラエル(「原イスラエル」とでも言いましょうか)の存在を認めないで解決することは不可能だとおもいます。そこを認めないで、米国が悪い、イスラエルが悪いと言っていても、解決はなく、今後も何十万人でも亡くなることでしょう。 ただし独立後の領土拡張は認められないのが基本線だし、「原イスラエル」内部のパレスチナ人土地問題をどうするのかなどの困難な問題はあります。こういうことを解決するためには、米国だけでない「大国」間の協議や保証が不可欠だろうと考えています。 逆の言い方をすると、ほかの「大国」が調停のために出てこないから、米国の決めた方向になるのです。 こういうことをいうと、また絡まれそうですが、ある意味、米国は損な役割を引き受けていると思います(※)。 BRICSに期待しておいでですが、遠い将来はともかく、今後数十年は無理だとおもいます。 ブラジルはルラはハマス支持のようですが、世論は、もともとある左右対立にこの問題が加わり、 対立が激化しています。南米はもともと中東からの移民が多く、下手すると、内乱が持ちこまれる可能性すらあります。 インドはイスラエル支持です。 中共とロシアは洞ヶ峠です。 南アフリカがどうなのかは知りませんが。 ※ 最近何度か説明しましたが、シオニズムは【ロシア】のポグロムが発端です。また、米国へのユダヤ人移民もポグロムが発端で、このユダヤ系米国人たちが、政治的経済的影響力を得て、米国のパレスチナ政策形成に影響力を発揮してきました。つまり、【ロシア】のポグロムがなければ、パレスチナ問題はなかったかもしれません。 イスラエル建国時に【ロシア】がイスラエルの味方をしたのは、以前書いたとおりです。もしもイスラエル建国が植民地主義なのなら、【ロシア】(ソ連)も植民地主義ですね。 また、ヨルダン川西岸地区への暴力的な入植も、主にソビエト崩壊以降にロシアからイスラエルに移住してきたひとびとによるものらしいですよ。もちろん、第一義的な責任はイスラエルにありますが。 また【ロシア】(ソ連)は第三次中東戦争ではアラブ側の黒幕とも言える役割をしています。 そしていまは洞ヶ峠を決め込んでいます。 これらをまとめて、わたしは個人的に、「【ロシア】の三枚舌外交」と呼んでいます。
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>>1
フレデイさん、こんばんは
>>徐々にイスラエルはコーナーに追い込まれて行くのです。
こういう比喩表現ではなく、直接具体的な表現が望ましいと思います。
「コーナーに追い込まれて行く」とはつまりどういうことか。イスラエルの消滅を望むのかどうか。
「徐々に」とはどのくらいの時間なのか。
ちなみにわたしはかなり前ですが、「パレスチナ問題の解決には時間がかかる」と書いたら、親米認定されました。
しかし親米認定したヒトも、最近、時間がかかるととれる文章をコメントしていました。
わたしの意見では、1947年パレスチナ分割決議、その後独立したイスラエル(「原イスラエル」とでも言いましょうか)の存在を認めないで解決することは不可能だとおもいます。そこを認めないで、米国が悪い、イスラエルが悪いと言っていても、解決はなく、今後も何十万人でも亡くなることでしょう。
ただし独立後の領土拡張は認められないのが基本線だし、「原イスラエル」内部のパレスチナ人土地問題をどうするのかなどの困難な問題はあります。こういうことを解決するためには、米国だけでない「大国」間の協議や保証が不可欠だろうと考えています。
逆の言い方をすると、ほかの「大国」が調停のために出てこないから、米国の決めた方向になるのです。
こういうことをいうと、また絡まれそうですが、ある意味、米国は損な役割を引き受けていると思います(※)。
BRICSに期待しておいでですが、遠い将来はともかく、今後数十年は無理だとおもいます。
ブラジルはルラはハマス支持のようですが、世論は、もともとある左右対立にこの問題が加わり、
対立が激化しています。南米はもともと中東からの移民が多く、下手すると、内乱が持ちこまれる可能性すらあります。
インドはイスラエル支持です。
中共とロシアは洞ヶ峠です。
南アフリカがどうなのかは知りませんが。
※ 最近何度か説明しましたが、シオニズムは【ロシア】のポグロムが発端です。また、米国へのユダヤ人移民もポグロムが発端で、このユダヤ系米国人たちが、政治的経済的影響力を得て、米国のパレスチナ政策形成に影響力を発揮してきました。つまり、【ロシア】のポグロムがなければ、パレスチナ問題はなかったかもしれません。
イスラエル建国時に【ロシア】がイスラエルの味方をしたのは、以前書いたとおりです。もしもイスラエル建国が植民地主義なのなら、【ロシア】(ソ連)も植民地主義ですね。
また、ヨルダン川西岸地区への暴力的な入植も、主にソビエト崩壊以降にロシアからイスラエルに移住してきたひとびとによるものらしいですよ。もちろん、第一義的な責任はイスラエルにありますが。
また【ロシア】(ソ連)は第三次中東戦争ではアラブ側の黒幕とも言える役割をしています。
そしていまは洞ヶ峠を決め込んでいます。
これらをまとめて、わたしは個人的に、「【ロシア】の三枚舌外交」と呼んでいます。