PressTV 26 October 2023

ハマス：ガザへの戦争を続ければ、地域全体が制御不能になる
https://www.presstv.ir/Detail/2023/10/26/713478/Palestine-Israel-Hamas-warning-war-Gaza

パレスチナの抵抗運動ハマスが、イスラエル政権によるガザ地区への侵略戦争を続ければ、「地域全体が制御不能に陥る」と警告した。

同運動の政治局を率いるイスマーイール・ハニーヤ氏は木曜日、イスラエル政権によるガザ地区への執拗な戦争が20日目を迎え、これまでに7000人以上の命が奪われたと警告を発した。

「今日、この地域はホットプレートと化した」とハニーヤ氏は付け加えた。

しかし同ハマス幹部は、「この戦争が始まって20日目、我々はガザの抵抗が上手くいっていることを確認してる」とも断言した。

ハマスと、ガザを拠点とする仲間の抵抗運動であるイスラム聖戦は、占領政権によるパレスチナ人民に対する犯罪の激化に対抗して、「アル・アクサの嵐」作戦と名付けられた奇襲攻撃で、イスラエルに対してここ数年で最大の作戦を開始した後、イスラエル政権は戦争を開始した。

この作戦で約1,500人のイスラエル軍と不法入植者が殺害され、数百人が捕虜となった。

ハニーヤ氏は、「アル・カッサム旅団（ハマスの軍事部門）が率いる抵抗勢力が攻撃を続け、国境を守り、血でメッセージを伝え続けて20日が経った」と語った。

「戦略的攻撃を受け、大敗北により、占領は回復できないだろう」と同氏は付け加えた。

「現在の運動はここで止まるべきではなく、アル・アクサの嵐は抵抗勢力の未来の世代のためにも継続されるべきだ」とハニーヤ氏は述べ、「この戦いは歴史の流れを変え、歴史的な不正義に苦しんできたこの民族の最高の目標の達成に向かうだろう」と付け加えた。

ハマス指導者は、レジスタンスは「民族解放運動」であり、「テロリズムは占領者とそれを支持し、虐殺について沈黙を守る人々」であると述べた。

一方ハニーヤ氏は、テルアビブがガザを人道的危機に陥れていることについて、戦いが始まって以来、ガザを包囲している地域への水、食料、電力を遮断していることに言及した。

「私は全ての検問所、特にラファ検問所の開放と、制限や条件なしでガザが必要とする全てのものの立ち入りを求める」と同氏は述べた。

「我々はガザが必要とする全てのものを迅速に届けることを要求しており、ガザ地区に立ち入るべきものを敵がコントロールすることは容認できない」