>>5 例えば、ウクライナのネオナチを見過ごす、あるいは支持する、リベラルなカナダの下院で元ヴァッフェンSSの兵士に拍手を送る、更には核兵器による絶滅に繋がりかねない戦争にさりげなく付き合うなど、かつては考えられなかったようなことに人々が付き合うように説得することが容易になった。 歴史的に保守派よりも戦争に批判的で反対してきた西側のリベラル派が、新しい「トランスウィメンは女性である」というスローガンを受け入れ、保守派よりもウクライナ軍への支援を、たとえそれが文字通りのナチスを支援することであったとしても、容認する傾向が強いのは偶然ではないと思う。 ジェンダー・イデオロギー(=生物学的性別は無視)に批判的な人々(それが左派であれ右派であれ)と、西側のウクライナ支援に批判的な人々との間には、非常に強い相関関係があるというのが私の観察だ。そしてしばしば、この2つの話題は同じ会話の中で直ぐに出てきて、一見切り離されているように見えるこれらの問題の間には、余談以上の繋がりがあることを示している。 そして、サラ・アシュトンシリロ氏(トランス女性であることを示す米国人)は、以前はジャーナリストや戦闘衛生兵として働いており、最近までウクライナ軍の公式英語スポークスマンを務めていた。 ウクライナにおけるLGBTQコミュニティに対するウクライナ政権の扱いがあまり良くないことを考えると、ウクライナ軍がアシュトンシリロ氏をスポークスパーソンに選んだことに少し戸惑いを覚える人もいた。 しかし、ウクライナにおけるNATOの戦争努力に対して、西側諸国(少なくともリベラル派)の支持を集め、維持しようとする観点からすれば、この人選は理にかなっている。蔓延するジェンダー・イデオロギーを受け入れている西側人の頭の中では、アシュトンシリロ氏がウクライナを擁護するならば、たとえ同氏が恐ろしい政策を支持していたとしても、ウクライナは即座に正当性を持つことになる。 その一例として、アシュトンシリロ氏は最近、「ロシアの戦犯 宣伝者」、つまり戦争について西側の既成の報道機関とは異なる見解を持つジャーナリストを「狩る」と発言したことで、ウクライナ軍から停職処分を受けた。 リベラルなLGBTQ擁護雑誌「Advocate」などの出版物は、オハイオ州の共和党上院議員J.D.バンスがバイデン政権に書簡を送り、アシュトンシリロ氏の発言に苦言を呈したことに懸念を表明した。Advocate誌はバンス氏の「反LGBTQ+の歴史」を指摘したが、アシュトンシリロ氏が実際の戦争犯罪を擁護していたことについては何も言わなかった。 アシュトンシリロ氏は他にも、「ロシア人は欧州人ではない...ロシア人はアジア人だ。 結局のところ、彼らはモンゴルから来たのであり、奴隷になりたがっている人々の集団から来たのだ」―この発言やその他の発言で、同氏はロシア人に関するナチスの常套句を繰り返している。ナチスはロシア人を虐待し、殺すことさえ正当化するために、この常套句を使ったし、今も使い続けている。しかし、繰り返しになるが、このさりげない人種差別がトランス女性である個人から発せられたものであるという事実は、この悪い薬が西洋の大部分にとって受け入れられ易くするのに役立っている。 勿論、この文章を書いたこと、そして私が明白な真実だと信じていること、しかし私たちが否定するよう強く求められている真実を述べたことで、私は攻撃され、中傷されるだろう。ウクライナで文字通りのナチスを援助した自国政府を支持するよう誘導された人々も含め、ジェンダーに係る通説に疑問を呈したことで、私は「ファシスト」あるいは「ナチス」とさえ呼ばれるかもしれない。しかし、どんなに傷ついたとしても、私たちは常に真実を伝えなければならないというのが私の信念だ。そうすることでしか、私たちは道徳的な羅針盤を、更には私たちの魂そのものを保つことはできないし、私たちが受け入れるよう誘導されている残虐行為に抵抗することもできないのだから。 * 「男性は女性である」━世も末でないか。しかし、コバリク氏の危機感は彼が支持しているRFK Jr氏の次の危機感に重なるものだ- 「私はウクライナが、ネオコンたちの空想の世界や、何十万人ものウクライナ人を死に追いやろうとする欲望によって、完全に破壊されることを望んでいない」 「これはプーチンの味方でも、誰かの味方でもない。米国の狂信者からウクライナを守ろうとしているのだ」 米国の狂信者=DSこそが度し難い諸悪の根源ということだ。その日本支部であるカルト連中の振る舞いも、まさにコバリク氏の指摘通りだ- 「虚偽を信じることを強いられ、心の中では虚偽であると分かっているのに明らかな虚偽を信じざるを得なくなり、それらの虚偽が真実であるかのように人生を生きることは、道徳的に腐食させる効果があり、恐ろしい犯罪に従うよう仕向けるのである」
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:18471112)
>>5
例えば、ウクライナのネオナチを見過ごす、あるいは支持する、リベラルなカナダの下院で元ヴァッフェンSSの兵士に拍手を送る、更には核兵器による絶滅に繋がりかねない戦争にさりげなく付き合うなど、かつては考えられなかったようなことに人々が付き合うように説得することが容易になった。
歴史的に保守派よりも戦争に批判的で反対してきた西側のリベラル派が、新しい「トランスウィメンは女性である」というスローガンを受け入れ、保守派よりもウクライナ軍への支援を、たとえそれが文字通りのナチスを支援することであったとしても、容認する傾向が強いのは偶然ではないと思う。
ジェンダー・イデオロギー(=生物学的性別は無視)に批判的な人々(それが左派であれ右派であれ)と、西側のウクライナ支援に批判的な人々との間には、非常に強い相関関係があるというのが私の観察だ。そしてしばしば、この2つの話題は同じ会話の中で直ぐに出てきて、一見切り離されているように見えるこれらの問題の間には、余談以上の繋がりがあることを示している。
そして、サラ・アシュトンシリロ氏(トランス女性であることを示す米国人)は、以前はジャーナリストや戦闘衛生兵として働いており、最近までウクライナ軍の公式英語スポークスマンを務めていた。
ウクライナにおけるLGBTQコミュニティに対するウクライナ政権の扱いがあまり良くないことを考えると、ウクライナ軍がアシュトンシリロ氏をスポークスパーソンに選んだことに少し戸惑いを覚える人もいた。
しかし、ウクライナにおけるNATOの戦争努力に対して、西側諸国(少なくともリベラル派)の支持を集め、維持しようとする観点からすれば、この人選は理にかなっている。蔓延するジェンダー・イデオロギーを受け入れている西側人の頭の中では、アシュトンシリロ氏がウクライナを擁護するならば、たとえ同氏が恐ろしい政策を支持していたとしても、ウクライナは即座に正当性を持つことになる。
その一例として、アシュトンシリロ氏は最近、「ロシアの戦犯 宣伝者」、つまり戦争について西側の既成の報道機関とは異なる見解を持つジャーナリストを「狩る」と発言したことで、ウクライナ軍から停職処分を受けた。
リベラルなLGBTQ擁護雑誌「Advocate」などの出版物は、オハイオ州の共和党上院議員J.D.バンスがバイデン政権に書簡を送り、アシュトンシリロ氏の発言に苦言を呈したことに懸念を表明した。Advocate誌はバンス氏の「反LGBTQ+の歴史」を指摘したが、アシュトンシリロ氏が実際の戦争犯罪を擁護していたことについては何も言わなかった。
アシュトンシリロ氏は他にも、「ロシア人は欧州人ではない...ロシア人はアジア人だ。 結局のところ、彼らはモンゴルから来たのであり、奴隷になりたがっている人々の集団から来たのだ」―この発言やその他の発言で、同氏はロシア人に関するナチスの常套句を繰り返している。ナチスはロシア人を虐待し、殺すことさえ正当化するために、この常套句を使ったし、今も使い続けている。しかし、繰り返しになるが、このさりげない人種差別がトランス女性である個人から発せられたものであるという事実は、この悪い薬が西洋の大部分にとって受け入れられ易くするのに役立っている。
勿論、この文章を書いたこと、そして私が明白な真実だと信じていること、しかし私たちが否定するよう強く求められている真実を述べたことで、私は攻撃され、中傷されるだろう。ウクライナで文字通りのナチスを援助した自国政府を支持するよう誘導された人々も含め、ジェンダーに係る通説に疑問を呈したことで、私は「ファシスト」あるいは「ナチス」とさえ呼ばれるかもしれない。しかし、どんなに傷ついたとしても、私たちは常に真実を伝えなければならないというのが私の信念だ。そうすることでしか、私たちは道徳的な羅針盤を、更には私たちの魂そのものを保つことはできないし、私たちが受け入れるよう誘導されている残虐行為に抵抗することもできないのだから。
*
「男性は女性である」━世も末でないか。しかし、コバリク氏の危機感は彼が支持しているRFK Jr氏の次の危機感に重なるものだ-
「私はウクライナが、ネオコンたちの空想の世界や、何十万人ものウクライナ人を死に追いやろうとする欲望によって、完全に破壊されることを望んでいない」
「これはプーチンの味方でも、誰かの味方でもない。米国の狂信者からウクライナを守ろうとしているのだ」
米国の狂信者=DSこそが度し難い諸悪の根源ということだ。その日本支部であるカルト連中の振る舞いも、まさにコバリク氏の指摘通りだ-
「虚偽を信じることを強いられ、心の中では虚偽であると分かっているのに明らかな虚偽を信じざるを得なくなり、それらの虚偽が真実であるかのように人生を生きることは、道徳的に腐食させる効果があり、恐ろしい犯罪に従うよう仕向けるのである」