RT 28 Sep, 2023 西側諸国はウクライナの領土保全を損なった-ラブロフ氏 https://www.rt.com/russia/583687-lavrov-west-undermined-ukraine-territorial-integrity/ ロシアの外交トップは、キエフの支持者がミンスク合意を履行しなかったと再び非難した- ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ウクライナの西側の支持者こそ、ミンスク合意を事実上反故にすることによって、ウクライナの領土保全を損なった張本人であると主張した。ラブロフ外相は、最近西側諸国から交渉の可能性が取り沙汰されているにも拘わらず、モスクワではまだ真剣な対話の準備が整っていないと付け加えた。 木曜日に発表されたタス通信とのインタビューで、ラブロフ外相は、キエフの後ろ盾は、ウクライナに多くの武器を供給するために、数ヶ月の猶予を求めている可能性が高いと推測した。これは2014年から2015年にかけて、初めて試みられたパターンだと彼は示唆した。その時、フランスとドイツがミンスク1とミンスク2の合意を仲介し、ウクライナ政府軍とドンバスの自称共和国との間の戦闘を終結させたのだ。しかし、ウクライナは決して協定を守らなかった。ベルリンとパリは、そもそもキエフには協定を守る意図がなかったことを十分に承知していた、とラブロフ氏は語り、オランド前フランス大統領、メルケル前ドイツ首相、ペトル・ポロシェンコ前ウクライナ大統領が昨年認めたことを引き合いに出した。 ラブロフ氏によれば、西側諸国は協定を単なる時間稼ぎとウクライナ軍強化のための策略として利用したのだという。 「もし彼らがミンスク協定を遵守していれば、ウクライナの領土保全は確保されていたはずだ」と外交官は主張し、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の特別な地位も求めた協定の要点はここにあったと付け加えた。 ラブロフ外相は更に、ロシアは昨年4月にもウクライナと交渉する用意があったが、ロンドンとワシントンが介入してきたと述べた。 同大臣は、モスクワは原則的には和平交渉に応じる用意があるが、今回は即時停戦には応じないと指摘した。ラブロフ外相は、これまでのところ「西側から真剣な(和平)提案」がないことを嘆き、西側は交渉の唯一の可能な枠組みとしてウクライナのゼレンスキー大統領の和平方式を主張している、と述べた。 この外交トップは、ウクライナの国家元首の和平ビジョンは「文字通りの最後通告」であり、ロシアは決して受け入れることはないだろうと述べた。 今月初め、アントニー・ブリンケン米国務長官が「タンゴを踊るには2人必要だ」と発言し、ロシアがウクライナと交渉する気がないと非難したことについて、ロシアのプーチン大統領は、「米国人は、彼ら自身が このタンゴを踊る方法を知らないのだ」と主張した。 ロシアの指導者は、米国政府は通常、経済制裁、金融制限、脅迫、武力―に頼って、「力のある立場から全てに対処する」と主張した。
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RT 28 Sep, 2023
西側諸国はウクライナの領土保全を損なった-ラブロフ氏
https://www.rt.com/russia/583687-lavrov-west-undermined-ukraine-territorial-integrity/
ロシアの外交トップは、キエフの支持者がミンスク合意を履行しなかったと再び非難した-
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ウクライナの西側の支持者こそ、ミンスク合意を事実上反故にすることによって、ウクライナの領土保全を損なった張本人であると主張した。ラブロフ外相は、最近西側諸国から交渉の可能性が取り沙汰されているにも拘わらず、モスクワではまだ真剣な対話の準備が整っていないと付け加えた。
木曜日に発表されたタス通信とのインタビューで、ラブロフ外相は、キエフの後ろ盾は、ウクライナに多くの武器を供給するために、数ヶ月の猶予を求めている可能性が高いと推測した。これは2014年から2015年にかけて、初めて試みられたパターンだと彼は示唆した。その時、フランスとドイツがミンスク1とミンスク2の合意を仲介し、ウクライナ政府軍とドンバスの自称共和国との間の戦闘を終結させたのだ。しかし、ウクライナは決して協定を守らなかった。ベルリンとパリは、そもそもキエフには協定を守る意図がなかったことを十分に承知していた、とラブロフ氏は語り、オランド前フランス大統領、メルケル前ドイツ首相、ペトル・ポロシェンコ前ウクライナ大統領が昨年認めたことを引き合いに出した。
ラブロフ氏によれば、西側諸国は協定を単なる時間稼ぎとウクライナ軍強化のための策略として利用したのだという。
「もし彼らがミンスク協定を遵守していれば、ウクライナの領土保全は確保されていたはずだ」と外交官は主張し、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の特別な地位も求めた協定の要点はここにあったと付け加えた。
ラブロフ外相は更に、ロシアは昨年4月にもウクライナと交渉する用意があったが、ロンドンとワシントンが介入してきたと述べた。
同大臣は、モスクワは原則的には和平交渉に応じる用意があるが、今回は即時停戦には応じないと指摘した。ラブロフ外相は、これまでのところ「西側から真剣な(和平)提案」がないことを嘆き、西側は交渉の唯一の可能な枠組みとしてウクライナのゼレンスキー大統領の和平方式を主張している、と述べた。
この外交トップは、ウクライナの国家元首の和平ビジョンは「文字通りの最後通告」であり、ロシアは決して受け入れることはないだろうと述べた。
今月初め、アントニー・ブリンケン米国務長官が「タンゴを踊るには2人必要だ」と発言し、ロシアがウクライナと交渉する気がないと非難したことについて、ロシアのプーチン大統領は、「米国人は、彼ら自身が このタンゴを踊る方法を知らないのだ」と主張した。
ロシアの指導者は、米国政府は通常、経済制裁、金融制限、脅迫、武力―に頼って、「力のある立場から全てに対処する」と主張した。