>共和党支持者は今年の2月に比し反対が増え、更なる武器支援に反対が多数になる。 結局のところ、メディアリテラシーとか、主流権威筋メディアの「大本営発表」を鵜呑みにしない姿勢は個人の資質、即ち思考力・批判精神の有無による。国という単位で見るなら民度の問題だ。 そう見ると、アメリカ人の民度は日本人より多少マシ、という評価は出来るのだろう。 日本人はダメだ。レベルが低すぎる。 日本人のレベルは嫌露、嫌中程度のスキ・キライレベルの偏向的感情が先行して、それを正当化するために事実現実を捻じ曲げて捉える、という極めて幼稚な傾向が目立つ。それが反露政策を支持形成するメンタリティだと見ている。 日本の主流権威筋メディアは、日本人の幼稚なメンタリティに阿る報道を繰り返し、小学生並の幼稚な思考回路を維持強化するための拡声機でしかない。要は、見たいものだけ見る、ということだ。 これは事実現実を踏まえて、合理的かつ論理的行動選択をするという姿勢からかけ離れている。小学生並の稚拙、拙劣な姿勢に終始している。それがB層ばかりの国、日本の民度である。 事実現実は下記のとおりである。WaPoですら、事実現実を無視できなくなった。 https://archive.md/2023.08.18-001033/https://www.washingtonpost.com/national-security/2023/08/17/ukraine-counteroffensive-melitopol/ 「米国情報機関は、ウクライナの反攻は南東部の重要都市メリトポリに到達しないと評価している、と機密情報に詳しい関係者がワシントン・ポスト紙に語った。」 「この厳しい評価は、地雷原や塹壕の陣形を経て占領地を防衛するというロシアの残忍な熟練度に基づいており、なぜ数百億ドルもの西側の武器や軍事装備を投入した反撃を行ったのかについて、キエフや西側諸国の首都内部で非難の声が上がる可能性が高い。目標には達しませんでした。 米当局者らによると、80マイル以上離れたロボティーンの町からメリトポリに向けて進軍しているウクライナ軍は、同市から数マイル離れたところに留まるという。この報告書のためにインタビューを受けた米国、西側、ウクライナの政府当局者らは、機密性の高い軍事作戦について匿名を条件に語った。国家情報長官室はコメントを控えた。メリトポリはクリミアへの玄関口と考えられているため、ウクライナの反撃にとって極めて重要である。この都市は、ロシアが軍人や装備を半島からウクライナ南部の他の占領地に移動することを可能にする2本の重要な高速道路と鉄道線の交差点にある。」 これが、事実現実である。しかし、日本の小学生並B層は、ショイグ国防相の北朝鮮訪問を見て、ロシアの砲弾枯渇だと大喜びしたりする。また、テレビ常連の「専門家」渡部元陸将は「ミリー米統参本部議長は「宇軍は天候が反攻の妨げになる前に、あと30日ほどしか戦えない」と言った。ミリーの一貫してネガティブな言い方を私は評価しない。宇軍の作戦が難しいのであれば、成功するように徹底的に援助すべきだ!」などと宣うのである。一般に「専門家」の精神論ほど罪深いものはない。 ゼレンスキー本人も、恨みがましく反攻失敗を認めている。 https://libertarianinstitute.org/news/zelensky-blames-west-for-failed-counteroffensive/ なぜ、無駄な反攻に関する、こうした「盲目的な楽観主義がウクライナに関して私たちを迷わせるのか」については、以下の分析がある。 https://responsiblestatecraft.org/ukraine-counteroffensive/ 「優れた政策には、特に戦争と平和に関しては優れた情報が必要です。残念ながら、米国メディアやその他のメディアの解説者は、ウクライナ戦争に関して、十分な情報に基づいた分析を行っていません。 アナリストは、自分たちが期待することと、より客観的な観点から、実際に起こる可能性が高いことを区別する必要があります。ほとんどの入手可能な証拠がそうではないことを示唆しているにもかかわらず、専門家がウクライナの軍事作戦について楽観的な予測を提示することがあまりにも多い。 そして、こうした根拠のない楽観的な予測が積み重なるにつれ、長期にわたる膠着状態、あるいはおそらくはさらに悪化した状況に、より多くの兵器と資金を注ぎ込むことに対する米国の支持も国民と政策立案者の間で高まっている。」 ここで引用はしないが、この文中での各要人の楽観的発言も面白い。 当たり前のハナシだが、「アナリストは、自分たちが期待することと、より客観的な観点から、実際に起こる可能性が高いことを区別する必要があります。」である。その意味では、西側主流権威筋メディアに登場する「専門家」は、押し並べて専門家失格であり、それを鵜呑みにするB層は間違い続けるのである。
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>共和党支持者は今年の2月に比し反対が増え、更なる武器支援に反対が多数になる。
結局のところ、メディアリテラシーとか、主流権威筋メディアの「大本営発表」を鵜呑みにしない姿勢は個人の資質、即ち思考力・批判精神の有無による。国という単位で見るなら民度の問題だ。
そう見ると、アメリカ人の民度は日本人より多少マシ、という評価は出来るのだろう。
日本人はダメだ。レベルが低すぎる。
日本人のレベルは嫌露、嫌中程度のスキ・キライレベルの偏向的感情が先行して、それを正当化するために事実現実を捻じ曲げて捉える、という極めて幼稚な傾向が目立つ。それが反露政策を支持形成するメンタリティだと見ている。
日本の主流権威筋メディアは、日本人の幼稚なメンタリティに阿る報道を繰り返し、小学生並の幼稚な思考回路を維持強化するための拡声機でしかない。要は、見たいものだけ見る、ということだ。
これは事実現実を踏まえて、合理的かつ論理的行動選択をするという姿勢からかけ離れている。小学生並の稚拙、拙劣な姿勢に終始している。それがB層ばかりの国、日本の民度である。
事実現実は下記のとおりである。WaPoですら、事実現実を無視できなくなった。
https://archive.md/2023.08.18-001033/https://www.washingtonpost.com/national-security/2023/08/17/ukraine-counteroffensive-melitopol/
「米国情報機関は、ウクライナの反攻は南東部の重要都市メリトポリに到達しないと評価している、と機密情報に詳しい関係者がワシントン・ポスト紙に語った。」
「この厳しい評価は、地雷原や塹壕の陣形を経て占領地を防衛するというロシアの残忍な熟練度に基づいており、なぜ数百億ドルもの西側の武器や軍事装備を投入した反撃を行ったのかについて、キエフや西側諸国の首都内部で非難の声が上がる可能性が高い。目標には達しませんでした。
米当局者らによると、80マイル以上離れたロボティーンの町からメリトポリに向けて進軍しているウクライナ軍は、同市から数マイル離れたところに留まるという。この報告書のためにインタビューを受けた米国、西側、ウクライナの政府当局者らは、機密性の高い軍事作戦について匿名を条件に語った。国家情報長官室はコメントを控えた。メリトポリはクリミアへの玄関口と考えられているため、ウクライナの反撃にとって極めて重要である。この都市は、ロシアが軍人や装備を半島からウクライナ南部の他の占領地に移動することを可能にする2本の重要な高速道路と鉄道線の交差点にある。」
これが、事実現実である。しかし、日本の小学生並B層は、ショイグ国防相の北朝鮮訪問を見て、ロシアの砲弾枯渇だと大喜びしたりする。また、テレビ常連の「専門家」渡部元陸将は「ミリー米統参本部議長は「宇軍は天候が反攻の妨げになる前に、あと30日ほどしか戦えない」と言った。ミリーの一貫してネガティブな言い方を私は評価しない。宇軍の作戦が難しいのであれば、成功するように徹底的に援助すべきだ!」などと宣うのである。一般に「専門家」の精神論ほど罪深いものはない。
ゼレンスキー本人も、恨みがましく反攻失敗を認めている。
https://libertarianinstitute.org/news/zelensky-blames-west-for-failed-counteroffensive/
なぜ、無駄な反攻に関する、こうした「盲目的な楽観主義がウクライナに関して私たちを迷わせるのか」については、以下の分析がある。
https://responsiblestatecraft.org/ukraine-counteroffensive/
「優れた政策には、特に戦争と平和に関しては優れた情報が必要です。残念ながら、米国メディアやその他のメディアの解説者は、ウクライナ戦争に関して、十分な情報に基づいた分析を行っていません。
アナリストは、自分たちが期待することと、より客観的な観点から、実際に起こる可能性が高いことを区別する必要があります。ほとんどの入手可能な証拠がそうではないことを示唆しているにもかかわらず、専門家がウクライナの軍事作戦について楽観的な予測を提示することがあまりにも多い。
そして、こうした根拠のない楽観的な予測が積み重なるにつれ、長期にわたる膠着状態、あるいはおそらくはさらに悪化した状況に、より多くの兵器と資金を注ぎ込むことに対する米国の支持も国民と政策立案者の間で高まっている。」
ここで引用はしないが、この文中での各要人の楽観的発言も面白い。
当たり前のハナシだが、「アナリストは、自分たちが期待することと、より客観的な観点から、実際に起こる可能性が高いことを区別する必要があります。」である。その意味では、西側主流権威筋メディアに登場する「専門家」は、押し並べて専門家失格であり、それを鵜呑みにするB層は間違い続けるのである。