ところでマクロンの「家臣」発言については、米仏関係のことを言う以前に、中露関係についてこの発言したことも忘れるべきではないとおもいます。 これをこの場で紹介したのはわたしでしたが、まだそのときはこの文脈で「家臣」というのは一般的ではなかったので、ソースを示しつつ、ロシアは中共の「属国(vassal )」になろうとしているという発言として紹介したと記憶しています。 そうすると、ロシアは主権国家なので属国にはならないという、頓珍漢なコメントがつきましたが、vassalは主権国家概念ができる前から封建制のなかでできたことばなのであり、マクロンも主権がどうのということを問題にしているわけではないとおもわれます。 マクロンの目からみて、ロシアは中共のvassalになろうとしているとみえるということです。
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
ところでマクロンの「家臣」発言については、米仏関係のことを言う以前に、中露関係についてこの発言したことも忘れるべきではないとおもいます。
これをこの場で紹介したのはわたしでしたが、まだそのときはこの文脈で「家臣」というのは一般的ではなかったので、ソースを示しつつ、ロシアは中共の「属国(vassal )」になろうとしているという発言として紹介したと記憶しています。
そうすると、ロシアは主権国家なので属国にはならないという、頓珍漢なコメントがつきましたが、vassalは主権国家概念ができる前から封建制のなかでできたことばなのであり、マクロンも主権がどうのということを問題にしているわけではないとおもわれます。
マクロンの目からみて、ロシアは中共のvassalになろうとしているとみえるということです。