採り上げ恐縮です。以下もご参考までに- RT 16 Aug, 2023 フランスのサルコジ大統領、クリミア問題で西側諸国に本腰を入れるよう促す https://www.rt.com/news/581378-sarkozy-crimea-get-real/ EUとロシアは互いを必要としている、と元フランス大統領- ウクライナの紛争を解決する唯一の方法は外交であり、ウクライナは中立国となって、ロシアとEUの架け橋となるべきである、とサルコジ前フランス大統領が水曜日のインタビューで語った。 68才のサルコジは、ル・フィガロ紙のインタビューに応じ、2007-2012年の大統領在任中、2009-2011年までを綴った回想録「戦いの時」について語った。このインタビューは「我々はロシアを必要としており、ロシアは我々を必要としている」と題された。 ウクライナ情勢についてサルコジは、ロシアのプーチン大統領が「侵攻」したことは「間違い」であり、目的を達成することはできなかったが、彼は「不合理ではない」ので、外交を通じてアプローチすべきだと主張した。 サルコジは、「ロシアは欧州の隣国であり、今後もそうあり続けるだろう」とし、「この点で、欧州の利害は米国の利害と一致しておらず、我々は『戦わずに戦争をする』という奇妙な考えに固執することはできない」ため、EUは現在の袋小路から抜け出す必要があると述べた。 サルコジの構想では、妥協案として、西側諸国がクリミアをロシア領として承認することが挙げられている。なぜなら「1954年までロシア領であり、人口の大多数が常にロシア人であると感じてきたこの地域に関して言えば、その状況からの如何なる後退も非現実的だと私は思う」からだ。理想的には、「国際社会の厳密な管理の下で組織された」住民投票が行われ、現状が批准されるべきだと彼は付け加えた。 「ウクライナ東部と南部の紛争地域」にも同じことが適用されるだろうと、元フランス指導者は語った。 「もしウクライナ側がこれらの領土を完全に取り戻すことができなければ、選択は、凍結された紛争―明日には新たな激しい紛争に必然的に繋がることを我々は知っている―か、国際社会が厳しく監督する住民投票に再び訴えて、領土問題を決定的な形で解決することで、勝利を収めるかのどちらかになるだろう」と同氏はフィガロ紙に語った。 ウクライナは欧州とロシアの架け橋で「あり続けなければならない」とサルコジ大統領は主張し、ウクライナに東と西のどちらかを選ばせることは「この複雑な地域の歴史と地理に反するように思える」と述べた。 同氏は、キエフのEUおよびNATO加盟の可能性について、「我々は、守られることがない虚偽の約束をしている」と述べ、加盟の見込みがないのは、単にウクライナが要件を満たしていないから というだけでなく、「ウクライナは中立国であり続けなければならない」からだ、と語った。 この中立性は「侮辱」ではなく、西側からの「極めて強力な安全保障」によって保証されるとサルコジは述べた。 モスクワは、キエフの中立は譲れないロシアの国益だと述べている。ウクライナ政府は、2014年に米国が支援したクーデター以来、NATOとEUへの加盟を求めているが、係るクーデターがクリミアでのロシア復帰を問う住民投票、及びドンバスでの反乱を引き起こした。 サルコジの後任であるフランソワ・オランドは、ドンバス紛争の平和的解決を目指したミンスク協定の仲介役を務めた。しかし、オランドとドイツの元首相アンゲラ・メルケルは昨年秋、ミンスク・プロセスはキエフが戦争の準備をする時間を稼ぐためのトリックだったと認めた。
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採り上げ恐縮です。以下もご参考までに-
RT 16 Aug, 2023
フランスのサルコジ大統領、クリミア問題で西側諸国に本腰を入れるよう促す
https://www.rt.com/news/581378-sarkozy-crimea-get-real/
EUとロシアは互いを必要としている、と元フランス大統領-
ウクライナの紛争を解決する唯一の方法は外交であり、ウクライナは中立国となって、ロシアとEUの架け橋となるべきである、とサルコジ前フランス大統領が水曜日のインタビューで語った。
68才のサルコジは、ル・フィガロ紙のインタビューに応じ、2007-2012年の大統領在任中、2009-2011年までを綴った回想録「戦いの時」について語った。このインタビューは「我々はロシアを必要としており、ロシアは我々を必要としている」と題された。
ウクライナ情勢についてサルコジは、ロシアのプーチン大統領が「侵攻」したことは「間違い」であり、目的を達成することはできなかったが、彼は「不合理ではない」ので、外交を通じてアプローチすべきだと主張した。
サルコジは、「ロシアは欧州の隣国であり、今後もそうあり続けるだろう」とし、「この点で、欧州の利害は米国の利害と一致しておらず、我々は『戦わずに戦争をする』という奇妙な考えに固執することはできない」ため、EUは現在の袋小路から抜け出す必要があると述べた。
サルコジの構想では、妥協案として、西側諸国がクリミアをロシア領として承認することが挙げられている。なぜなら「1954年までロシア領であり、人口の大多数が常にロシア人であると感じてきたこの地域に関して言えば、その状況からの如何なる後退も非現実的だと私は思う」からだ。理想的には、「国際社会の厳密な管理の下で組織された」住民投票が行われ、現状が批准されるべきだと彼は付け加えた。
「ウクライナ東部と南部の紛争地域」にも同じことが適用されるだろうと、元フランス指導者は語った。
「もしウクライナ側がこれらの領土を完全に取り戻すことができなければ、選択は、凍結された紛争―明日には新たな激しい紛争に必然的に繋がることを我々は知っている―か、国際社会が厳しく監督する住民投票に再び訴えて、領土問題を決定的な形で解決することで、勝利を収めるかのどちらかになるだろう」と同氏はフィガロ紙に語った。
ウクライナは欧州とロシアの架け橋で「あり続けなければならない」とサルコジ大統領は主張し、ウクライナに東と西のどちらかを選ばせることは「この複雑な地域の歴史と地理に反するように思える」と述べた。
同氏は、キエフのEUおよびNATO加盟の可能性について、「我々は、守られることがない虚偽の約束をしている」と述べ、加盟の見込みがないのは、単にウクライナが要件を満たしていないから というだけでなく、「ウクライナは中立国であり続けなければならない」からだ、と語った。
この中立性は「侮辱」ではなく、西側からの「極めて強力な安全保障」によって保証されるとサルコジは述べた。
モスクワは、キエフの中立は譲れないロシアの国益だと述べている。ウクライナ政府は、2014年に米国が支援したクーデター以来、NATOとEUへの加盟を求めているが、係るクーデターがクリミアでのロシア復帰を問う住民投票、及びドンバスでの反乱を引き起こした。
サルコジの後任であるフランソワ・オランドは、ドンバス紛争の平和的解決を目指したミンスク協定の仲介役を務めた。しかし、オランドとドイツの元首相アンゲラ・メルケルは昨年秋、ミンスク・プロセスはキエフが戦争の準備をする時間を稼ぐためのトリックだったと認めた。