CNN「中国経済は苦境に陥っている。何が問題だったのか」の標題で報道。不動産分野、地方財政の負債、長期的には少子。複数の大手投資銀行が中国経済成長率の見通しを5%未満に引き下げた事を指摘。→5%にダウンと悲観論。だが西側の成長率はどれ位?
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コメント
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中国の問題点は、透明性に欠けることではないか。投資経済を続けようとすれば最低限の条件である。透明性確保されなければ投資する人がいなくなる。中国経済にとって致命的である。
①GDPの3割を占めるインフラ投資は、地方政府の収入減になっており、投資会社の「融資平台」の1800兆円に及ぶといわれる債権問題は地方政府の財政を直撃する。
②恒大の債権債務問題は中国国内問題であるのに、外国人投資の問題にすり替えられている。中国人民投資家の救済はどうなるのか。
③若者失業問題は23%台になってから失業率を公表しないと当局は言っている。今年も1100万人の卒業者が就職の機会から遠ざかり若者の就職が社会問題化しかねない。
④少子化の問題以上に急速に進む高齢化に対して医療とか介護など福祉の分野に対してどのように臨むのか方向性さえ出ていない。
⑤1京円に及ぶといわれる債務は、不動産バブルを適切に行わないと日本が経験したバランスシート不況に入ってしまう。資産を食いつぶし借金を雪だるま式に増やしかねない。
⑥人民は伝統的に不動産を資産としてきたが、大幅に下落し、香港株式市場など大幅な株安で投資家が大きな打撃を受けている。消費が増える状況を見通せない。消費者物価だけでなく卸売物価迄大幅に低下しており、西側とは大きな差が出ている。
肝心の習近平主席の経済に対する方針姿勢がこの1か月ほど何も出ていない。出ているのは「反スパイ法」などという人民同士の疑心暗鬼を誘発する後ろ向きの姿勢しか聞こえて来ない。
(ID:119568177)
相変わらずの歪曲報道である。しかし、どんなに対中経済制裁をしようと、中国の発展を抑え込むことは出来ない。
中国は日本みたいに、アメリカ帝国に一捻りされて、ガタガタに崩れた国とは違う。
https://www.imf.org/ja/Publications/WEO/Issues/2023/07/10/world-economic-outlook-update-july-2023
https://honkawa2.sakura.ne.jp/4400.html
それにしても、IMFの経済成長予測、日本の凋落スゴイなぁ、と感慨深く見た。アメリカ帝国に抵抗せずに、ボコボコに殴られ続けた結果だろう。自動車、金融、半導体、民営化。アメリカ帝国にヤレ!と言われて、全て従い続けた結果、今日の見るも無惨な姿になったわけだ。
しかし、中国は日本のようにアメリカ帝国に言われるがままの属国ではない。BRICSの中心であり、強大な政治経済力により、非米側との巨大な経済圏を構築できる立場にある。政治力と経済力は両輪であり、その両方を兼ね備えた中国は間違いなく、世界の政治経済をリードするだろう。
https://www.globaltimes.cn/page/202308/1296753.shtml
BRICS、SCOによる新決済システム、ドルにかわる基軸通貨の構築に注目が集まっている。この動向に、アメリカ帝国の没落が左右される。
アメリカ帝国のインチキ債権金融システムとドル崩壊を願って止まない。
話は全く違うのだが、Moon of Alabama、8月22日の記事が面白かったので、追記する。題して「民主党バイデン問題」。内容は、ハワイでの大規模火災に関連して、バイデン大丈夫か?というもの。バイデンは、ある意味キシダ以上にヒドイ。
「事件発生から1週間後、バイデン大統領に事件について尋ねると、彼は "ノーコメント "と答えた。」
https://www.cnn.com/2023/08/17/opinions/biden-maui-wildfires-response-zelizer/index.html
「政府は被災した全世帯に緊急援助として700ドルという侮辱的な額を提示している。米国のウクライナへの援助は、ウクライナ人一人当たり3000ドルを超えており、バイデンはさらに270億ドルの支援を求めている。
バイデンが火災事故の現場に現れるまでに14日間かかった。」
https://www.newsweek.com/hawaii-wildfires-joe-biden-victims-payment-backlash-1819883
悲惨な山火事現場で、バイデンが飛ばしたアメリカンジョークが顰蹙をかっている。
https://www.foxnews.com/media/read-room-biden-jokes-hot-ground-observing-maui-fire-damage
「バイデンはその日、110人以上の命を奪った壊滅的な山火事の余波についてスピーチするためにハワイに到着した。スピーチに先立ち、バイデンは政府関係者と会い、握手を交わし、捜索救助犬の前で立ち止まった。犬を撫でながら、彼はその犬が履いていたブーツを冗談めかして言った。
"君たちはここでブーツを捕まえるのか?"バイデンは、彼を見つめる報道陣にそう問いかけたように見えた。彼は微笑みながら、"熱い地面だな、おい "と言った。
致命的な山火事の後、地面がいかに "熱い "かという言及は、このクリップを見た多くのソーシャルメディアユーザーには不適切に思えた。」
「その後、壇上の誰かが自分の家と息子と娘の家が全焼したことを話している間、バイデンは眠ってしまったようだった(ビデオ)。」
https://twitter.com/PresstvExtra/status/1693997116610478248?s=20
(ID:19005377)
中国は特色ある社会主義を目指して、市場経済をどのように位置づけるかを模索中です。
市場経済を前面に押し出せてば、民営経済を採用することになるのです。
共産党の計画経済と民営経営の経済の区画整理のありかた等々、試行錯誤で決めて行く段階にさしかかっています。
それに加えて海外からの投資も受けいれなくてはならないので、今後中国の経済成長は限定的にならざるを得ません。
更に、もう一つ。ドルの基軸通貨体制の崩壊が目先に控えているので中国は経済面で世界のリーダーシップを否応なく担わざるを得ず、もうしばらくはCNNやCHANGEさんの嫌味たらしく辛辣なコメントをいただかざるを得ません。