RT 8 Aug, 2023 モスクワは独自の条件でウクライナの和平を達成する-メドベージェフ https://www.rt.com/russia/580993-medvedev-ukraine-peace-georgia-invasion/ 元ロシア大統領は、2008年のグルジアの南オセチア攻撃は、西側の支援にも拘わらず失敗したと指摘した- メドベージェフ元ロシア大統領は火曜日、ウクライナが西側諸国によるかつてない支援を享受している一方で、モスクワの国家安全保障上の目標達成を妨げることはない―2008年にグルジアの南オセチア侵攻が失敗に終わったのと同様に―と述べた。 トビリシが南オセチアの首都ツヒンヴァルを砲撃し、ロシアとグルジアの間で5日間の紛争が勃発してから15周年にあたるこの日、メドベージェフ氏はテレグラムに寄稿し、モスクワが「卑劣な攻撃に断固として対応」し、「侵略者に厳しい反撃を与えた」と指摘した。 当時大統領だったメドベージェフ氏は、グルジアの指導者であったミハイル・サーカシビリ氏は、「西側諸国は、当時からロシア国境付近の情勢をかき乱そうとしていた」と述べた。 しかし、メドベージェフ大統領は、モスクワの軍隊が「不謹慎な(グルジアの)ナショナリストを厳しく罰するのに1週間もかからなかった」と続けた。 元大統領は、西側諸国が当時、ロシアを挫折させるようなことをしなかったことについて、「米国とその属国は、当時、明らかに十分な経験を積んでいなかった」と述べた。 同氏はウクライナ紛争に言及し、「今日、彼らは再び犯罪的な代理戦争を仕掛け、ロシアを地球上から消し去ろうとしている」と付け加えた。 「NATOの全システムは、実質的に公然と我々と戦っている。我々には、特別軍事作戦の全ての任務を解決できるだけの戦力がある。2008年8月と同じように、我々の敵は粉砕され、ロシアは独自の条件で平和を達成するだろう」 当時、NATOとの緊密な関係を積極的に模索していたトビリシが、分離独立した南オセチア共和国を攻撃したとき、モスクワは、この地域に住むロシア市民と地元のロシア平和維持部隊を保護するための「平和執行作戦」を発表してこれに応じた。一方、もう一つの離脱地域アブハジアは、トビリシとの戦闘再開を恐れ、動員を発表した。 ロシアの増援は直ぐに流れを変え、グルジア軍を領土内に押し戻し、メドベージェフは8月12日に作戦の終了を発表した。同月末、モスクワは南オセチアとアブハジアの独立を承認した。しかし、トビリシはいまだに両領土を自国領だと主張しており、独立を承認している国はシリアやベネズエラなどごく僅かだ。 ロシア当局は、ウクライナへの大規模な武器供与を巡って西側諸国を繰り返し非難し、紛争を長引かせるだけで、結果を変えることはできないと主張している。モスクワはまた、ウクライナ向け安全保障支援は、ロシアへの敵対行為にNATOが直接参加するものだとも述べている。
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孫崎享チャンネル
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RT 8 Aug, 2023
モスクワは独自の条件でウクライナの和平を達成する-メドベージェフ
https://www.rt.com/russia/580993-medvedev-ukraine-peace-georgia-invasion/
元ロシア大統領は、2008年のグルジアの南オセチア攻撃は、西側の支援にも拘わらず失敗したと指摘した-
メドベージェフ元ロシア大統領は火曜日、ウクライナが西側諸国によるかつてない支援を享受している一方で、モスクワの国家安全保障上の目標達成を妨げることはない―2008年にグルジアの南オセチア侵攻が失敗に終わったのと同様に―と述べた。
トビリシが南オセチアの首都ツヒンヴァルを砲撃し、ロシアとグルジアの間で5日間の紛争が勃発してから15周年にあたるこの日、メドベージェフ氏はテレグラムに寄稿し、モスクワが「卑劣な攻撃に断固として対応」し、「侵略者に厳しい反撃を与えた」と指摘した。
当時大統領だったメドベージェフ氏は、グルジアの指導者であったミハイル・サーカシビリ氏は、「西側諸国は、当時からロシア国境付近の情勢をかき乱そうとしていた」と述べた。
しかし、メドベージェフ大統領は、モスクワの軍隊が「不謹慎な(グルジアの)ナショナリストを厳しく罰するのに1週間もかからなかった」と続けた。
元大統領は、西側諸国が当時、ロシアを挫折させるようなことをしなかったことについて、「米国とその属国は、当時、明らかに十分な経験を積んでいなかった」と述べた。
同氏はウクライナ紛争に言及し、「今日、彼らは再び犯罪的な代理戦争を仕掛け、ロシアを地球上から消し去ろうとしている」と付け加えた。
「NATOの全システムは、実質的に公然と我々と戦っている。我々には、特別軍事作戦の全ての任務を解決できるだけの戦力がある。2008年8月と同じように、我々の敵は粉砕され、ロシアは独自の条件で平和を達成するだろう」
当時、NATOとの緊密な関係を積極的に模索していたトビリシが、分離独立した南オセチア共和国を攻撃したとき、モスクワは、この地域に住むロシア市民と地元のロシア平和維持部隊を保護するための「平和執行作戦」を発表してこれに応じた。一方、もう一つの離脱地域アブハジアは、トビリシとの戦闘再開を恐れ、動員を発表した。
ロシアの増援は直ぐに流れを変え、グルジア軍を領土内に押し戻し、メドベージェフは8月12日に作戦の終了を発表した。同月末、モスクワは南オセチアとアブハジアの独立を承認した。しかし、トビリシはいまだに両領土を自国領だと主張しており、独立を承認している国はシリアやベネズエラなどごく僅かだ。
ロシア当局は、ウクライナへの大規模な武器供与を巡って西側諸国を繰り返し非難し、紛争を長引かせるだけで、結果を変えることはできないと主張している。モスクワはまた、ウクライナ向け安全保障支援は、ロシアへの敵対行為にNATOが直接参加するものだとも述べている。