中庸左派 のコメント

>ストルテンベルグNATO事務総長の首席補佐官イェンセンは火曜日の討論会で、キエフはNATO加盟と引き換えにロシア領土に対する領有権を放棄することができると示唆した。

 基本的には、NATO内部やアメリカ帝国等西側において、停戦和平に向けた動きが顕在化してきた、ということだろう。「観測気球」があがっては、消えることが今後も繰り返されると思われる。

https://www.theguardian.com/world/2023/aug/16/nato-official-suggests-ukraine-could-give-up-territory-in-exchange-for-membership

 大前提は、ウクライナ敗北、反攻失敗だ。

 この大前提を踏まえるなら、そもそもロシアは「満額回答」を得る権利があるのではないか?

 ロシアとしてはウクライナのNATO加盟阻止撤回と、占領地域の返還に応じる理由はないと思われる。

 一方で、ウクライナ支援に関して、足並みの乱れも目立ってきた。ポーランド等は自国農産物保護のために、ウクライナからの穀物を自国から締め出そうとしている。ポーランドは「恩知らず」とウクライナを罵ったらしい。

https://www.euronews.com/2023/08/03/diplomatic-spat-after-poland-calls-ukraine-ungrateful

 アメリカ帝国も足元では、支援縮小の世論が増えている。「CNN世論調査:アメリカ人の大多数が、ロシアと戦争中のウクライナに対する米国のさらなる支援に反対している」

https://edition.cnn.com/2023/08/04/politics/cnn-poll-ukraine/index.html

 ウクライナにとっては八方塞がりになりつつある。

 ところで、日本のB層ウクライナ応援団は、こうした状況をどう見ているのであろうか?自らの蒙昧と不明を恥じて、停戦和平論に「転向」するならまだしも、未だにウクライナ勝利を信じて、結果的にウクライナ人の死者増大を後押しし、国土の荒廃に推進するなら、ナントカにつけるクスリ無し、という残念な感慨を持たざるを得ない。

No.11 15ヶ月前

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