中庸左派 のコメント

 木原事件は「上級国民」への忖度、権力者のスキャンダルへの隠蔽、即ち日本国の腐敗を強く疑わせる事件だ。

 週刊文春の記事は読んだ。

 絶句である。

 事案として、酷すぎる。

 事件の当事者と疑われる人物の夫が、官房副長官であり、大物政治家即ち権力者であることから、真実の追及より支配層として、組織ぐるみでの隠蔽をしているとしか思えない。

 主流権威筋メディアの報道は、本当にヒドイの一言。

 例えば、毎日。見出しからして、木原誠二氏妻の元夫死亡 警視庁捜査1課長「自殺で矛盾しない」、である。

https://mainichi.jp/articles/20230728/k00/00m/040/356000c

「元捜査員は再捜査時に木原氏の妻の聴取を担当し、28日に文芸春秋社の関連施設で会見した。会見では「自殺と認定した証拠がない」などと述べた一方で、関係者の逮捕状を請求できたかについては否定的な見方を示した。捜査に関し、木原氏からの政治的圧力があったとの発言はなかった。」

 事件の経緯を詳報することなく、事件性ナシ、だけを強調する記事になっている。扱いは地味。社会面ではなく、地味めに扱おうという意図を感じる。

 権力者への忖度を感じる。ヒドイ。腐敗している。

 毎日!!オマエラ、読者に真実を伝える気概が無いなら、廃業しろ!!と、言いたい。

 「木原氏からの政治的圧力があったとの発言はなかった」だと?

 ふざけるな!

 文春には、木原夫婦の取り調べ後の、タクシー内での会話が記されている。木原は、「俺が手を回しておいた心配すんな」「クビとって飛ばしてやる!」

 こういう会話がドライブレコーダーに記録されていると、捜査関係者が明言している。

 そもそも、この記事は、官房副長官のカミさんが若かりし頃にしろなんにしろ、覚醒剤犯と関係を持っていた、というものだ。

 木原はこの時点で官房副長官不適格ではないのか?

 官房副長官ゆえに、カミさんの元夫、元愛人が覚醒剤常用者であろうと、カミさんが殺人の共謀共同正犯である可能性があろうと、不問なのか?

 そんなことが許されて良いはずがない。

No.8 14ヶ月前

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