change のコメント

7月14日のウクライナ戦争に対するロシア国民の高評価。戦争とはそのようなものであり、「なぜ」、という気がする。

①プーチン政権に対する支持率は非常に高く揺るがない
②バフムト以降軍事作戦継続に対する支持が急増
③有利な状況で和平交渉支持者も増加
④ウクライナ軍の反撃開始と西側兵器供給を懸念
⑤大半の国民は米国とNATOに責任があると考えている

戦争中における国民の状況は、大戦における日本の状況と変わるところがない。このような数字を並べることは大戦の日本の在り方を是認しているのではないか。

戦況が有利に展開しているが、和平交渉を望む声が増加しているのは、政府のプロパガンダを信用しない人たちが停戦を望んでいるのでしょう。極めて順当な国民意識である。現状認識に差が出てくることの国民意識の在り方を冷静に見なければならないが、プーチンに正常な判断が機能しているかが一番大きな問題です。

英国情報局M16のムーア長官が、ウクライナの反撃が非常に遅いといわれているが、ロシアが1年間で占領した地域に対して、今回ウクライナが1か月に領土奪還した地域の方が大きいといっている。極めて冷静な見方である。

ロシアの国民が圧倒的にプーチンを支持しているのであれば、戦争を続けざるを得ないのでしょう。
クリミアに観光客を動員させてロシアの余裕を誇示したりする一方、一部報道されている前線の司令官を拘束したり、解任してプーチンノ責任を回避するありようを見ているとロシアの末期的姿に見えて仕方がない。プーチンだけでなく国民が支持しているのであればウクライナと戦うのは当然であり、陣取りゲームを続けるしかないが、ロシアにとって不利な状況しか浮かんでこない。

No.1 14ヶ月前

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