ウクライナ側からの戦況分析である。 実態は、反抗スピードが予想より遅い。理由はロシアの地雷原と竜の歯に苦しんでいる。 遅れている理由は、実態のない机上の演習による戦争と本物の戦争の違いであり、本物の戦争は不確実だ。 初期に生じた人命の多さを回避しようとすれば、地雷原を抜けようとすると進軍のスピードは遅くならざるを得ない。 ウクライナの今後の展開 ①米国、NATOからの武器供与だけでなく、ウクライナが国内生産を本格的に始めている。水中ドローンなどは秘密に包まれている。 ②攻撃作戦は、「地ならしの段階」であり、「決定的な段階」ではない。NATO軍の指導の下訓練を重ねてきた主力部隊を温存している。 ③F-16などの戦闘機が8月ごろ遅くとも9月には参戦することが可能になりそうであり、ウクライナの戦力が飛躍的に向上する。 片方のロシア側から見た戦況分析は圧倒的にウクライナを破壊しているという楽観的見方が支配している。プーチン以下指導者が聞いて心地よい「偽情報」に惑わされていれば、ウクライナの攻撃によって一気にロシア軍が崩壊することがあり得る。 心配は、原発の破壊と核使用であるが、その時はロシアが崩壊するときでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
ウクライナ側からの戦況分析である。
実態は、反抗スピードが予想より遅い。理由はロシアの地雷原と竜の歯に苦しんでいる。
遅れている理由は、実態のない机上の演習による戦争と本物の戦争の違いであり、本物の戦争は不確実だ。
初期に生じた人命の多さを回避しようとすれば、地雷原を抜けようとすると進軍のスピードは遅くならざるを得ない。
ウクライナの今後の展開
①米国、NATOからの武器供与だけでなく、ウクライナが国内生産を本格的に始めている。水中ドローンなどは秘密に包まれている。
②攻撃作戦は、「地ならしの段階」であり、「決定的な段階」ではない。NATO軍の指導の下訓練を重ねてきた主力部隊を温存している。
③F-16などの戦闘機が8月ごろ遅くとも9月には参戦することが可能になりそうであり、ウクライナの戦力が飛躍的に向上する。
片方のロシア側から見た戦況分析は圧倒的にウクライナを破壊しているという楽観的見方が支配している。プーチン以下指導者が聞いて心地よい「偽情報」に惑わされていれば、ウクライナの攻撃によって一気にロシア軍が崩壊することがあり得る。
心配は、原発の破壊と核使用であるが、その時はロシアが崩壊するときでしょう。