反転攻勢がなぜ今の時期だったのかに少し疑問をもっていたが(F16供与が決まっているのでもう少し待てば良かったともいえる)、次に引く論考は、7月11日からのリトアニアNATOサミットの前であることが政治的に必要であったのだと解説している。そうだとすると、このリトアニアNATOサミット(岸田も出席する)の議論がとても重要だということになるだろう。また、その結論をうけたモディらの態度もあわせて重要であろう。 https://toyokeizai.net/articles/-/681706 また次の論考は、露宇戦争にいたるゼレンスキーとプーチンとの関係や、なんとなく記憶していたクリニチ解任の事情について解説しており興味深い。このなかで著者は「ゼレンスキーは、プーチンの目標は、そもそもドンバス紛争の解決ではなく、ウクライナの属国化だと最終的確証を得たのである」とあるが、「プーチンの目標はドンバス紛争の解決ではなくウクライナの属国化だ」というのはわたしが開戦時から主張している内容であり、一方、孫崎さんが決して主張しなかった内容である。ワグネルの反乱のなかでプリゴジン演説があった今、どちらが正しかったであろうか。ヒトビトも、もうすでに「プーチンの目標はドンバス紛争の解決ではなくウクライナの属国化だ」を暗黙の前提に議論しているようにみえる。 https://toyokeizai.net/articles/-/683142 ところで矢野義昭は、 ==== その時に日本は同時に、統一朝鮮の背後に控える中国や、日本の窮状につけ入ろうとする北のロシアの脅威にも対処しなければならない。 その頃には台湾も、実質的に大陸に政治的に併合されている可能性もある。日本は朝鮮半島、南西正面、北海道の3正面から包囲され、四面楚歌の状況に追い込まれかねない。 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55379?page=4 ==== と書く、つまりロシアの日本侵略はあると考えるひとだ。わたしは矢野や用田の議論を何年も前からチャンネル桜などで見ているので彼らのいうことはよく知っている。 かれらは自らの思想の一環として露宇戦争分析をやっている。つまりロシアは日本を侵略してくるような国だという思想がさきにあり、その一部として露宇戦争分析があるのだが、どうみてもかれらの思想とは反対なようなヒトが部分的につまみ食いするさまを、いつも微笑ましくみている。
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
反転攻勢がなぜ今の時期だったのかに少し疑問をもっていたが(F16供与が決まっているのでもう少し待てば良かったともいえる)、次に引く論考は、7月11日からのリトアニアNATOサミットの前であることが政治的に必要であったのだと解説している。そうだとすると、このリトアニアNATOサミット(岸田も出席する)の議論がとても重要だということになるだろう。また、その結論をうけたモディらの態度もあわせて重要であろう。
https://toyokeizai.net/articles/-/681706
また次の論考は、露宇戦争にいたるゼレンスキーとプーチンとの関係や、なんとなく記憶していたクリニチ解任の事情について解説しており興味深い。このなかで著者は「ゼレンスキーは、プーチンの目標は、そもそもドンバス紛争の解決ではなく、ウクライナの属国化だと最終的確証を得たのである」とあるが、「プーチンの目標はドンバス紛争の解決ではなくウクライナの属国化だ」というのはわたしが開戦時から主張している内容であり、一方、孫崎さんが決して主張しなかった内容である。ワグネルの反乱のなかでプリゴジン演説があった今、どちらが正しかったであろうか。ヒトビトも、もうすでに「プーチンの目標はドンバス紛争の解決ではなくウクライナの属国化だ」を暗黙の前提に議論しているようにみえる。
https://toyokeizai.net/articles/-/683142
ところで矢野義昭は、
====
その時に日本は同時に、統一朝鮮の背後に控える中国や、日本の窮状につけ入ろうとする北のロシアの脅威にも対処しなければならない。
その頃には台湾も、実質的に大陸に政治的に併合されている可能性もある。日本は朝鮮半島、南西正面、北海道の3正面から包囲され、四面楚歌の状況に追い込まれかねない。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55379?page=4
====
と書く、つまりロシアの日本侵略はあると考えるひとだ。わたしは矢野や用田の議論を何年も前からチャンネル桜などで見ているので彼らのいうことはよく知っている。
かれらは自らの思想の一環として露宇戦争分析をやっている。つまりロシアは日本を侵略してくるような国だという思想がさきにあり、その一部として露宇戦争分析があるのだが、どうみてもかれらの思想とは反対なようなヒトが部分的につまみ食いするさまを、いつも微笑ましくみている。