トランプの岩盤支持層はバイデンの魔女狩りを厳しく批判しています。バイデンに付けるこの魔女狩りというタグに一般人も理解を示す傾向が強くあり、ウクライナ戦争、ｍＲＮＡワクチンを批判する米人にその傾向が強いのです。問題は共和党がトランプにどう対応するのかですが、ペンスやデサンチスでは説得性に欠けるのでトランプを降ろすわけにはいかないでしょう。

トランプ問題は米国の政治の混沌を表徴していると私は観ているのですが、この混沌は根が深く、米国の権力構造が崩壊に向かっているのを表わしていると私は見ているのです。何故なら、米国の政治の場は、米国の資本市場がデリバテイブというツールの多用とAI任せの運用で身動き出来なくなって崩壊に向かっているが如く、私利私欲が蔓延し、カオスを超えてカタストロフに転落しようとしているのです。

米国資本市場が自壊に向かうのを予言している人物はペンタゴンの助言を務めたことがるジム・リカード氏ですが、米国のビルゲイツに匹敵する大事業家のマスク氏は米国の政治の混沌に嫌気して中国とのパイプを拡大し始めてます。世界最大の財団ブラックロックも中国を重視しており、米国の世界のリーダーシップは誰が大統領になろうが１９６０年代に戻ることは無いでしょう。