>また尹氏は、米上下両院合同会議での演説で、ロシアのウクライナ侵攻も糾弾。米韓同盟が自由や人権、民主主義といった価値を共有する「価値の同盟だ」と強調した。 「価値」の同盟? そこに違和感がある。価値観ほどあやふやな軸はない。 価値観の違いは、男女関係には重要なのかもしれない。 しかし、私はパートナーに合わせれば良い、という考え方だから、価値観など、いくらでも捨てたらよいのではないか、と考えている。 価値観など、どうでも良い。 その観点から言うなら、大事なことは、ダレをパートナーにするか、という問題だ。 暴力団組員がパートナーには不適切なように、アメリカ帝国のような粗暴なパートナーを選択してはいけない、ということだろう。 ナショナリズムを軸に韓国の人達を見ると、反日即ち強固なナショナリズムは進歩派=左派に見られる。 一方、同様に日本を見ると、日本人は左派ほどナショナリズムから距離を置こうとしている。私はサヨクを自認してきたが、その思想遍歴の一つはナショナリズムの克服であったと思う。即ち、日本人として、中国、朝鮮半島のヒトビトに対して、日本人としてのナショナリズムを否定して、冷静かつ現実的に、いかに見ていくか、ということであった。 しかし、それは、この東アジアにおける日本の立ち位置の特殊性に負うことが大きいと考えている。日本は中韓に対して、侵略植民地支配という歴史を負っている。従って、その負の記憶を肝に命じるためには、日本としてはナショナリズムを否定する必要があると考えている。 しかし、一般論として考えたなら、ナショナリズムを克服した時、もっとクリアに地政学的国益や対等な関係性による国際関係が築けるのではないか、と考えている。 ナショナリズムという価値観は、だから、ジャマだな、と思うのである。 だから、繰り返すが、価値観はどうでもよい。 日中韓は歴史的に濃密な関係性があった。それが事実現実だ。そこを基本に考えるべきである。 何がいいたいか、というなら、日中韓の関係性における夾雑物物として、アメリカ帝国がジャマだな、と思うのである。
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孫崎享チャンネル
(ID:119568177)
>また尹氏は、米上下両院合同会議での演説で、ロシアのウクライナ侵攻も糾弾。米韓同盟が自由や人権、民主主義といった価値を共有する「価値の同盟だ」と強調した。
「価値」の同盟?
そこに違和感がある。価値観ほどあやふやな軸はない。
価値観の違いは、男女関係には重要なのかもしれない。
しかし、私はパートナーに合わせれば良い、という考え方だから、価値観など、いくらでも捨てたらよいのではないか、と考えている。
価値観など、どうでも良い。
その観点から言うなら、大事なことは、ダレをパートナーにするか、という問題だ。
暴力団組員がパートナーには不適切なように、アメリカ帝国のような粗暴なパートナーを選択してはいけない、ということだろう。
ナショナリズムを軸に韓国の人達を見ると、反日即ち強固なナショナリズムは進歩派=左派に見られる。
一方、同様に日本を見ると、日本人は左派ほどナショナリズムから距離を置こうとしている。私はサヨクを自認してきたが、その思想遍歴の一つはナショナリズムの克服であったと思う。即ち、日本人として、中国、朝鮮半島のヒトビトに対して、日本人としてのナショナリズムを否定して、冷静かつ現実的に、いかに見ていくか、ということであった。
しかし、それは、この東アジアにおける日本の立ち位置の特殊性に負うことが大きいと考えている。日本は中韓に対して、侵略植民地支配という歴史を負っている。従って、その負の記憶を肝に命じるためには、日本としてはナショナリズムを否定する必要があると考えている。
しかし、一般論として考えたなら、ナショナリズムを克服した時、もっとクリアに地政学的国益や対等な関係性による国際関係が築けるのではないか、と考えている。
ナショナリズムという価値観は、だから、ジャマだな、と思うのである。
だから、繰り返すが、価値観はどうでもよい。
日中韓は歴史的に濃密な関係性があった。それが事実現実だ。そこを基本に考えるべきである。
何がいいたいか、というなら、日中韓の関係性における夾雑物物として、アメリカ帝国がジャマだな、と思うのである。