p_f のコメント

RT 6 Jun, 2023

「ウクライナは何処にあるのか」と聞かれる-ドイツ外相
https://www.rt.com/news/577594-german-minister-where-ukraine-brazil/

世界中の国々は、遠い紛争よりも経済問題に関心がある、とアナレーナ・ベアボック外相は認めた-

世界中の多くの国が、モスクワとキエフの間で進行中の紛争に対する西側の評価を共有していないことを、火曜日、ドイツのアナレーナ・ベアボック外相が認めた。同外相によると、この紛争は世界の多くの地域で関心が低く、外交の際にウクライナは何処にあるのかと尋ねられることさえあるという。

人々は、ウクライナに焦点を当てるのではなく、自分たちが困っているときに見捨てた西側諸国を非難し、西側諸国が世界の他の国々を殆ど気にしていないと非難している、と彼女は言った。

同大臣は、サンパウロのブラジルの私立大学Fundacao Getulio Vargas(FGV)主催のイベントで、次のように語った。「私は、世界中でこのような声を耳にしました: 先ず、『我々が貴方を必要としたとき、貴方は何処にいたのか』、また、『ウクライナは実際、何処にあるのか』」

ラテンアメリカ等の人々は、「この戦争の脅威を、欧州とは違う感覚で受け止めている」とベアボック氏は言う。ブラジルの一般市民は、「今週のスーパーマーケットの米と豆の値段は、11,000キロメートル離れた国で起こることよりも重要だ」と考えている、とベアボック氏は付け加えた。

その後、彼女は「世界中の食料の価格を押し上げている」のは、モスクワとキエフの間で続いている紛争だと主張し、「ウクライナに再び最終的に平和が訪れるように、できる限りのことをする」ことに協力するようブラジル人に呼びかけた。

1月に就任したブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領は、ロシアとウクライナの平和を繰り返し訴えてきた。彼は、両国が和平交渉を円滑に進めるための仲介者が必要だと主張している。また、3月に行われた中国の習近平国家主席との会談では、紛争解決を目的とした国際的な「平和クラブ」の構想が示された。

ルーラはまた、キエフに武器を提供した西側諸国のアプローチを批判している。米国とその同盟国は「あのような形で戦争に突入しない選択肢もあった」と4月に述べ、ワシントンとブリュッセルは「交渉に時間をかけずに」紛争の一方を支援することを急いだと付け加えている。

キエフと西側の支持者は、メキシコ、中国、そして最近ではインドネシアなど、他国が提示した幾つかの和平構想を拒否してきた。先週、インドネシアのプラボウォ・スビアント国防相は、ロシア軍とウクライナ軍の間にある既存の接触線に沿って非武装地帯を設け、国連の平和維持軍が監視する計画を提案した。また、紛争地域の将来を決定するために、国連主催の住民投票を実施することも提案した。

ウクライナは即座に、ジャカルタの計画はモスクワを利するだけの「降伏」提案であると烙印を押した。ロシアは、ウクライナの平和を達成するための全てのイニシアチブを歓迎することを主張している。

No.7 16ヶ月前

このコメントは以下の記事についています

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

孫崎享チャンネル

孫崎享チャンネル

月額
¥110  (税込)
このチャンネルの詳細