p_f のコメント

こうなると、そう遠からず「東アジア共同体」も実現するのでないか。但し、日本抜きでだ。米国の圧力で日本に譲歩した現・韓国政府は自国の大衆から総スカンを食らい、その後、何だかんだで南北統一 → 巨大なマーケット出現に至るも、日本は「漁夫の利」ならぬ「愚夫の損」を蒙る━ありそうな話でないか。

"しかし、東ァジアをめぐる国際政治力学が激しく動き出す気配を示すなか、北朝鮮と言えば拉致問題やミサイル発射を言葉で非難するだけで何の手も打たず、韓国へは激しいバッシングが鳴り止まないなか、次のロジャーズの近未来予想は、日本人の度肝を抜く。

「韓国と北朝鮮が一緒になり、南北統一国家が生まれれば、朝鮮半島は世界で最もエキサイティングな場所になるでしょう。北朝鮮には安価な労働力があり、大量の天然資源が眠っています。それらが韓国の資金カや製造力、ビジネスカと結合するわけです」(『週刊現代』二〇一九年一〇月一二日&一九日合併号)

そして、もし南北を合計して八〇〇〇万人の経済圏が誕生すれば、「アジアで最も裕福な国になる可能性」を秘め、しかも、「日本に憎悪をたぎらせた国家」の誕生だと警鐘を鳴らす。
猛烈な韓国叩きは、まるで四方八方に行き詰まった対外関係への不満や不安を、韓国相手に吐き出しているかの感すらある。「今はさあ、とにかく韓国をたたこう」「数字(視聴率)が取れる」と、在京某テレビ局の、ワイドショーの制作デスクが定例会議の席で」言い放ったという(「毎日新聞」二〇一九年九月七日タ刊)。
ところが、思いがけず、ジム・ロジャーズが予測する朝鮮半島の近未来図は、アジアへ背を向け、米国しか見ていなかった日本人に衝撃を与える。当の米国自身がーつの可能性として、 朝鮮半島統一による投資機会(多分、そこは米ドル圏)を窺うという冷徹な未来予想を抱くことを日本人は直視できるのだろうか。"(中尾茂夫著「世界マネーの内幕」/2022)

No.5 20ヶ月前

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