RT 21 Apr, 2023

中国経済の見通しがアップグレード
https://www.rt.com/business/574992-china-economic-outlook-upgraded/

JPモルガン、シティ、UBSの3社は、2023年の中国経済が予想以上に好調に推移すると予想している－

CNBCが水曜日に報じたところによると、世界のエコノミストは、中国経済の印象的な第1四半期決算を受けて、通年の見通しを改善したとのことだ。

JPモルガンは、最新の四半期報告書が今後のさらなる成長を示唆しているとし、2023年の成長見通しを従来の6％から6.4％に引き上げたと報じた。

シティは、中国経済が「消費とサービスに牽引されたコロナ後の回復の軌道によく乗っている」とし、前回予想の5.7％から6.1％に引き上げた。

一方、UBSは、「2023年第1四半期に、消費と不動産の力強い回復の両方によって、予想を上回る回復が見られることから」、予想を5.4％から5.7％に引き上げた。

今回のアップグレードは、火曜日に中国国家統計局が発表した、2023年第1四半期の成長予測を上回る、予想以上のスピードで経済が回復したことを示す報告書を受けたものだ。同報告書によると、世界第2位の経済大国である中国は、Covid-19規制の緩和と個人消費の回復を背景に、前年同期比4.5%の成長を遂げた。

JPモルガンの中国担当チーフエコノミストである朱 海浜は、「好調な1QのGDP報告は、再開後の力強い回復を指し示している」と述べている。同氏は、旅行関連の消費とサービスの顕著な回復を含むさまざまな要因が、第1四半期の活動の力強い回復を導いたと指摘した。

「第1四半期のGDPが予想を上回ったことで、通年のGDP成長率予測が引き上げられた」と朱は述べ、中国の回復が 「短期的には続くだろう」と付け加えた。

シティのエコノミストも、第1四半期の予想以上の成長は今後のさらなる拡大を示唆していると仮定している。

「意味のある回復がおそらく旧正月後に始まったばかりであることを考えると、根本的な勢いは見出しの数字が示すよりも強いかもしれない」と、彼らはCNBCが見たメモの中で述べている。

「コロナ禍や休暇の期間中に生じた繰越需要は景気回復に寄与したが、大きな刺激策もなく、値引きも激化していない現状では、その見通しには慎重な姿勢を崩していない」とアナリストは付け加えた。

世界のエコノミストは以前、パンデミック関連の抑制によるサプライチェーンの混乱の中で、中国の景気回復が予想以上に長引く可能性があるという懸念を表明していた。