考えてみれば、我が家周辺の商業圏では10年程度前から大手チェーン展開書店が消え、昔ながらの個人経営の書店は30年程度も前から消えた。今は大手系の小規模な書店が駅前ビルにあるのみだ。 個人的にも家族的にも本を読まないわけではないが、ネット購入の割合は高い。 個人的感覚では、活字を避けているわけではないから、ネット(スマホ)での「読書」に割く時間が増えている。 それで、「読む」という観点から、少し話を広げさせていただくと、スマホ、パソコンの翻訳機能は大変重宝している。 私は英会話は全く駄目で、中学英語程度なら子どもたちが高校受験の際に見てやっていた。そのレベルなので、海外英語記事は単語の意味がわからないものばかりで、全く読めない。 しかしながら、今やスマホの翻訳機能により、スラスラ海外記事を読んでいる。 それどころか、中国語、ロシア語、ドイツ語(大学時代、第二外国語、会話読み書き能力ゼロ)等など、のニュースにまで目を通すことがある。日本の主流権威筋メディアを飛び越す「能力」をスマホから得た、と思っている。 数年前に英文学者で元東大教授の行方昭夫氏が書いた『英会話不要論』(文春新書)を読んだ。この本は「英語教育の第一人者が本書で、「英語が話せなくて何が悪い」と異議を唱える。」とあるように、会話重視でなく、文法偏重も良し、読むことができれば、それで良い。その前提はそもそも日本語力というような内容だったと記憶している。 英語について言うなら、言語帝国主義とか、英語帝国主義という言葉があるように、「支配」言語のような立ち位置はおかしい、と考えてきた。さりとて、エスペラント語に賛成ということでもないが・・・。 便宜上、英語が国際公用語として有用なのは理解できるが、英米追従に誘導するツールとして、英語力は絶大な効力を発揮していないか?と。それ自体が英米支配の源泉の一つではなかろうか、と思っている。 私のような昭和な人間は、どこか「英語(英会話)が出来るとエライ、エリート」みたいなイメージが染み付いている。つまり、支配、被支配の関係性に英語力の有無が要素としてあるのではなかろうか?と。 そんな理由から、私は様々な国、言語の文章を「読む」という観点から、スマホの有用性は高いと考えている。それは、世界の多極化を後押ししてくれるツールになるのではないか、と期待している。 それで、我が家では、私は常々ロシア、中国の記事を読むように家族に推奨しているわけだが、全く浸透している気配がなく、残念である。
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孫崎享チャンネル
(ID:119568177)
考えてみれば、我が家周辺の商業圏では10年程度前から大手チェーン展開書店が消え、昔ながらの個人経営の書店は30年程度も前から消えた。今は大手系の小規模な書店が駅前ビルにあるのみだ。
個人的にも家族的にも本を読まないわけではないが、ネット購入の割合は高い。
個人的感覚では、活字を避けているわけではないから、ネット(スマホ)での「読書」に割く時間が増えている。
それで、「読む」という観点から、少し話を広げさせていただくと、スマホ、パソコンの翻訳機能は大変重宝している。
私は英会話は全く駄目で、中学英語程度なら子どもたちが高校受験の際に見てやっていた。そのレベルなので、海外英語記事は単語の意味がわからないものばかりで、全く読めない。
しかしながら、今やスマホの翻訳機能により、スラスラ海外記事を読んでいる。
それどころか、中国語、ロシア語、ドイツ語(大学時代、第二外国語、会話読み書き能力ゼロ)等など、のニュースにまで目を通すことがある。日本の主流権威筋メディアを飛び越す「能力」をスマホから得た、と思っている。
数年前に英文学者で元東大教授の行方昭夫氏が書いた『英会話不要論』(文春新書)を読んだ。この本は「英語教育の第一人者が本書で、「英語が話せなくて何が悪い」と異議を唱える。」とあるように、会話重視でなく、文法偏重も良し、読むことができれば、それで良い。その前提はそもそも日本語力というような内容だったと記憶している。
英語について言うなら、言語帝国主義とか、英語帝国主義という言葉があるように、「支配」言語のような立ち位置はおかしい、と考えてきた。さりとて、エスペラント語に賛成ということでもないが・・・。
便宜上、英語が国際公用語として有用なのは理解できるが、英米追従に誘導するツールとして、英語力は絶大な効力を発揮していないか?と。それ自体が英米支配の源泉の一つではなかろうか、と思っている。
私のような昭和な人間は、どこか「英語(英会話)が出来るとエライ、エリート」みたいなイメージが染み付いている。つまり、支配、被支配の関係性に英語力の有無が要素としてあるのではなかろうか?と。
そんな理由から、私は様々な国、言語の文章を「読む」という観点から、スマホの有用性は高いと考えている。それは、世界の多極化を後押ししてくれるツールになるのではないか、と期待している。
それで、我が家では、私は常々ロシア、中国の記事を読むように家族に推奨しているわけだが、全く浸透している気配がなく、残念である。