中庸左派 のコメント

>米国は明らかに現在、深刻な外交政策上の挑戦を抱えている。

 今、世界は中露主導の多極世界に移行する過渡期にある、という認識が大事だろうと考えている。別の言い方をするなら、アメリカ帝国の覇権衰退と自滅であろう。

Indian Punchlineの2023 年 3 月 19 日「ロシアと中国の首脳会談についての米国の妄想」という記事。

https://www.indianpunchline.com/us-paranoid-about-russia-china-summit/

「アングロサクソン派閥は、明日のモスクワでの会談を落胆しながら見守っている。確かに、モスクワと北京は、米国の覇権を葬るために団結することを決定した。」

 圧倒的なグローバルサウスの政治経済力を背景にして、横暴とご都合主義により世界を混乱に陥れてきたアメリカ帝国による一極支配が崩壊しつつある。

「「地獄の制裁」という状況下での代理戦争でロシアを打ち負かすという考えは、妄想であることが判明しました。崩壊しているのは米国の銀行であり、停滞の脅威にさらされているのはヨーロッパの経済です。 」

 しかし、それでもFRBは利上げを継続するというから面白い。米欧の金融不安はFRBの利上げに端を発していたが、ECBも同様に、政策転換をしないようだ。インフレが抜き差しならないのだろうが、経済的自滅を加速するのではなかろうか?

>国際刑事裁判所によって戦争犯罪で召喚されたばかりの凶暴なロシアの指導者に外交上のカバーを提供したとして習近平を非難

 笑止千万である。自らは歯牙にもかけない機関の「逮捕状」にどんな価値を見出しているのか?

 MK バドラクマール氏は「ちなみに、国連安全保障理事会や総会からICCへの付託はない。では、この逮捕状を組織したのは誰なのか?イギリスだ。他に誰がいる?英国は、ICCの裁判官をいじめた。彼らは高額の給料をもらっているので、脅迫に非常に弱く、ハーグでの任期延長を確保するためなら、悪魔とでも手を組むだろう。これは、近年のアングロサクソン閥による国連システムの断片的な破壊の、また別のケーススタディとなる。」と書いている。

 Moon Of Alabama(2023.3.20)では、こんなふうにバイデンを酷評した。「習氏とプーチン氏は現在、多国間グローバルショーを運営しています。バイデンと彼の周りの不運な「一方的な」人々は取り残されています。」

 真に溜飲が下がる。

 ところが、我が日本はアメリカ帝国という妄想の中で恰も鎖国状態のようである。

No.1 19ヶ月前

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