個人段階でも同じような現象は起こりえる。自己資金で金融を行えば、損失は自己資金内であるが、借り入れをすると大きな損失を被る。 金融は借入金で運用すれば大きな利益を得られるが、今回のように金利上昇の中では借入金の金利額が高騰するわけであり、手持ち資産を加味したリスク管理ができていないと破綻する一つに事例といえる。 今回の破たんの主原因 ①債券価格時価評価額減損た対応 債券ポートフェリオの210億ドル(約2兆8275億円)を売却、18億ドル(約2473億円)の 損失計上。損失カバーのため株式23億ドル(約3097億円)の売却で調達しようとしたが失敗 ②借入金の金利が高騰し資金調達が難しくなった。さらに預金者の預金流出が拍車をかけた。 金融のプロ集団が、IT関係の景気が冷え込む中で、想像以上の悪条件が重なり起きた現象であり、金融に対する基礎知識が不可欠である。最大限の利益を目標にすれば最大限のリスクが伴うということでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
個人段階でも同じような現象は起こりえる。自己資金で金融を行えば、損失は自己資金内であるが、借り入れをすると大きな損失を被る。
金融は借入金で運用すれば大きな利益を得られるが、今回のように金利上昇の中では借入金の金利額が高騰するわけであり、手持ち資産を加味したリスク管理ができていないと破綻する一つに事例といえる。
今回の破たんの主原因
①債券価格時価評価額減損た対応
債券ポートフェリオの210億ドル(約2兆8275億円)を売却、18億ドル(約2473億円)の
損失計上。損失カバーのため株式23億ドル(約3097億円)の売却で調達しようとしたが失敗
②借入金の金利が高騰し資金調達が難しくなった。さらに預金者の預金流出が拍車をかけた。
金融のプロ集団が、IT関係の景気が冷え込む中で、想像以上の悪条件が重なり起きた現象であり、金融に対する基礎知識が不可欠である。最大限の利益を目標にすれば最大限のリスクが伴うということでしょう。