「中共」については、なしさんにわりと最近説明しています。それをご参照ください。そのときの説明と別の言い方をすると、「中華人民共和国」に近い意味ですが、「中国共産党の支配する」という意味がくわわっている、地政学的な意味に向けたことばとして使っています。 そのとき、「「ひとつの中国」というイデオロギー」を否定することを明確にする意味で、「中国」とは呼ばないということも説明したとおもいます。事情は台湾にとっても同じなので、台湾のことは「台湾」と呼びます。つまり台湾もまた「ひとつの中国」という意味では「中国」ではありません。広い意味では「台湾」も「中国」になろうとしています。広い意味の「中国」のなかに複数の国があるのは、歴史的にみてごく普通のことです。 なろうとしています、と書いたのは、歴史的に、台湾は、広い意味でも「中国」かというと、そうでもないからです。この説明は長くなるので今回はしません。ただ、将来的に、台湾が広い意味の「中国」になるかどうかは、はっきりしません。シンガポールなどと同じ、中国系のひとが多数すむが広い意味でも中国ではない国になるのかもしれません。 「中共」の使い方が独特であることは自覚しているので、意味に疑いがあれば、都度質問していただければとおもいます。
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
「中共」については、なしさんにわりと最近説明しています。それをご参照ください。そのときの説明と別の言い方をすると、「中華人民共和国」に近い意味ですが、「中国共産党の支配する」という意味がくわわっている、地政学的な意味に向けたことばとして使っています。
そのとき、「「ひとつの中国」というイデオロギー」を否定することを明確にする意味で、「中国」とは呼ばないということも説明したとおもいます。事情は台湾にとっても同じなので、台湾のことは「台湾」と呼びます。つまり台湾もまた「ひとつの中国」という意味では「中国」ではありません。広い意味では「台湾」も「中国」になろうとしています。広い意味の「中国」のなかに複数の国があるのは、歴史的にみてごく普通のことです。
なろうとしています、と書いたのは、歴史的に、台湾は、広い意味でも「中国」かというと、そうでもないからです。この説明は長くなるので今回はしません。ただ、将来的に、台湾が広い意味の「中国」になるかどうかは、はっきりしません。シンガポールなどと同じ、中国系のひとが多数すむが広い意味でも中国ではない国になるのかもしれません。
「中共」の使い方が独特であることは自覚しているので、意味に疑いがあれば、都度質問していただければとおもいます。