聞く耳を持つ政権というのは、定見を持たない軟弱政権ということでしょう。 リベラルで最も野党と近い隣り合わせの政権が、今まで考えられない防衛3法をまとめてしまった。政権内、党内の根回しが不十分であり、政権内、党内で異論が出てしまった。 G7を広島で開くためには、米国のご機嫌を取らなければ、1年7か月も訪米ができていないという事で、急いでまとめたという事であり、外務省の共同声明内容をみると空疎な気持ちになる。米国は岸田首相の決意など期待していないが、熱意には応じたということでしょう。 問題は自民党だけでなく、野党も米国にはごますりであり、国会論戦も形ばかりの議論を戦わせ、2法を成立させるのでしょう。賛成派、反対派にとってまとめられる内容は妥協の産物となるのでしょう。毎度おなじみの結果になる。中途半端しか選択できない日本政治の限界は乗り越えられない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
聞く耳を持つ政権というのは、定見を持たない軟弱政権ということでしょう。
リベラルで最も野党と近い隣り合わせの政権が、今まで考えられない防衛3法をまとめてしまった。政権内、党内の根回しが不十分であり、政権内、党内で異論が出てしまった。
G7を広島で開くためには、米国のご機嫌を取らなければ、1年7か月も訪米ができていないという事で、急いでまとめたという事であり、外務省の共同声明内容をみると空疎な気持ちになる。米国は岸田首相の決意など期待していないが、熱意には応じたということでしょう。
問題は自民党だけでなく、野党も米国にはごますりであり、国会論戦も形ばかりの議論を戦わせ、2法を成立させるのでしょう。賛成派、反対派にとってまとめられる内容は妥協の産物となるのでしょう。毎度おなじみの結果になる。中途半端しか選択できない日本政治の限界は乗り越えられない。