若い頃にデモ行進でジグザグデモをして、ワザと機動隊を挑発する行為に違和感があった。 デモ指揮の先輩からは、権力が作ったルールからどう逸脱するか、それが大事なんだ、と言われた。私自身は逮捕されるわけにはいかなかった。就職を天秤にかけていた。だいたい、機動隊を挑発する行為のどこが「革命的」なのか、と考えていた。 新型コロナワクチンへの同調圧力が酷いこの社会にあって、我が家は少数派を選択した。 平々凡々たる人生という意味で「圧倒的多数派」を密かに自認していた自分が、少数派に「転落」した。少数派というのはストレスだな、と実感している。 監獄を社会に例えるなら、真の「囚人」とは、監獄のルールからも逸脱した者ではなかろうか?囚人だとしても、監獄のルールからの逸脱を辞さない自らのルールに従うものは、或いは自由を勝ち取ることができるのかもしれない。 とはいえ、そこで問われるのは、普遍的な哲学だろう、と戒めている。自分のアタマで考え続けることしかない。 このテーマでは、桐野夏生さんの「日没」という小説もおすすめです。
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孫崎享チャンネル
(ID:119568177)
若い頃にデモ行進でジグザグデモをして、ワザと機動隊を挑発する行為に違和感があった。
デモ指揮の先輩からは、権力が作ったルールからどう逸脱するか、それが大事なんだ、と言われた。私自身は逮捕されるわけにはいかなかった。就職を天秤にかけていた。だいたい、機動隊を挑発する行為のどこが「革命的」なのか、と考えていた。
新型コロナワクチンへの同調圧力が酷いこの社会にあって、我が家は少数派を選択した。
平々凡々たる人生という意味で「圧倒的多数派」を密かに自認していた自分が、少数派に「転落」した。少数派というのはストレスだな、と実感している。
監獄を社会に例えるなら、真の「囚人」とは、監獄のルールからも逸脱した者ではなかろうか?囚人だとしても、監獄のルールからの逸脱を辞さない自らのルールに従うものは、或いは自由を勝ち取ることができるのかもしれない。
とはいえ、そこで問われるのは、普遍的な哲学だろう、と戒めている。自分のアタマで考え続けることしかない。
このテーマでは、桐野夏生さんの「日没」という小説もおすすめです。