今回の記事もそうだが、統計分析をすると、おもわぬものどうしのあいだに
相関関係がみつかることがある。

孫崎さんも寄稿なさっている日刊ゲンダイに、

新型コロナワクチンを接種しない人は交通事故を起こしやすい

という論文が紹介された。
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/278526

記事を読めば論文の概要はわかるが、わたしはさらに興味を持ち、
元の論文を検索してみた。

そうしたところ、
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36470796/
がヒットした。
これはアブストラクトであるが、読みたければページ内にフルテキストへのリンクもある。
ざっと読んでみたが、きちんとした論文であり、相関関係はまちがいなさそうだ。

では、新型コロナワクチンを接種しないこと（COVID Vaccine Hesitancy）と交通事故を起こしやすいこと（Risk of a Traffic Crash）との両者のあいだに、なんらかの因果関係が措定されうるのだろうか。論文ではある種の心理的傾向が両者を媒介することが可能性として考えられているようだ。

これはそれをもとにわたしが考えたことだが、新型コロナワクチンをうたないヒトビトは、標準的な考え方を無視・軽視して自己が正しいと主張する傾向にあり、それが交通ルールを無視して交通事故にあいやすいことに結びつくのかもしれない。