フレデイ タン のコメント

>>4
今日のテーマは物価高にどう立ち向かうかです。物価は貴殿もご存じのように財の供給とその需要でマッチするところで決定します。個別財の世界の需給、そしてその需給に影響されて日本の需給が構成され日本の物価が決まって来ます。

米国が仕掛けたウクライナ戦争はロシアの輸出品は買わない。つまりボイコット宣言です。ロシアの主要輸出品の代表格は天然ガス、金だと言われてます。米国の支配国であるG6はそのボイコットを強いられ、塗炭の苦しみに喘いでいるのです。当然日本も例外ではない。エネルギーは暖房用だけでなく生産コストを跳ね上げコストインフレの要因にもなるのです。

米国は更に中国にも経済締め付けを始めてます。でも、中国はロシアが輸出できない財を殆ど全て生産し世界中に供給されてます。それを輸入しないとなると、物価は更に急激に高騰するのです。半導体なんかでお茶を濁す程度だとまだ許されるかもしれませんが、一般財の輸入を規制するとなると日本は立ち行かなくなるし、中国市場に輸出するのを生業にする人々は食べていけなくなるんです。

中国とロシアを敵に回すことは米国にとっても日本にとっても西欧にとっても財の供給がストップすることを意味し勝ち目がないということです。1940年に食料品と石油が米国から日本に売られなくなり日本は配給制度に陥ってしまい、惨めな敗北を喫しました。中露VS米国の戦いは財の供給を中露によって絶たれてしまい米国の負けでしょう。実に簡単な数学だと思います。

自民党はそれを知っていて、日本の外務大臣が中国の王外交部長に会って話すらしいけど、その目的は表は親米、裏は親中露だということを暗に知らせる為だということでしょう。自民党は貴殿みたいな親米嫌中一色ではない。実態としては何でもありの鵺みたいな政党だと私はとらえてます。

No.7 24ヶ月前

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