RT 27 Nov, 2022

中国で反ロックダウン デモが発生（動画）
https://www.rt.com/news/567275-china-lockdown-protests-shanghai/

上海、武漢などの都市で、厳しいゼロコロナ政策の中止を求めるデモの映像－

今週末、中国でデモが発生し、上海、武漢、北京などで、政府の厳しいコロナ規制の中止を求めるデモが行われた。ソーシャルメディアでは、中国共産党の崩壊を求めるデモ参加者の映像も公開されている。

上海の群衆は日曜日に2日連続で怒りの声を上げ、覆面警官の隊列が見守る中、反政府のスローガンを唱えた。デモを追跡しているあるツイッターアカウントによると、群衆は「共産党は退陣しろ、習近平は退陣しろ！」と叫んだという。

上海市は3月、コロナウイルスの感染者が増加する中、2ヶ月間の封鎖を行い、2000万人以上を自宅に閉じ込めた。10月下旬には再び封鎖が行われ、住民はコロナウイルス検査結果が陰性であることを示すまで自宅にとどまるよう命じられた。

封鎖は市民と警察の対立を招いたが、中国では大規模なデモはめったに見られない。欧米メディアの報道によると、今回の抗議行動は、ウルムチのアパートが全焼し、少なくとも10人が死亡した後に始まったとみられている。同市は8月から封鎖されており、抗議者たちは、コロナ規制が救助活動を妨げていると非難している。市当局は土曜日に、制限の一部を撤廃すると発表した。

北京と南京の学生たちは日曜日に徹夜のデモを行ったと伝えられ、また、ビデオ映像では、もともとのウイルスの震源地である武漢で数千人がデモを行っていると伝えられている。上海と同様、武漢も10月下旬には封鎖状態に戻った。

武漢で撮影されたとされるビデオには、社会的距離を保つために設けられた障壁を蹴破るデモ参加者の姿が映っている。

日暮れには、上海の警察がデモ参加者を逮捕している映像が流れた。何人が拘束されたのか、他の都市で同様の逮捕が行われたのかは不明である。

習近平政権は、2019年末に武漢でコロナウイルスが初めて出現して以来、厳格なゼロコロナ政策を推進しているが、検査や学校閉鎖などの措置をどれだけ厳格に実施するかについては、地方当局にある程度の自由裁量が与えられている。こうした政策にもかかわらず、中国は水曜日に1日のコロナ感染者数が過去最高を記録し、新たに31,444人の感染者を登録した。