ルラ氏の復活は米国の古式の原始的な貪欲帝国主義の凋落の第一歩だと言えましょう。 このスクールでどなたからか「南米大陸はずっと反米大陸なんだよ」と教えていただきましたが、その後の勉強で私はしかとその正しさを認識するに至ってます。CIAに暗殺されたジョン・ケネデイー大統領はCIAが中南米で暗殺や軍クーデターで左派を弾圧し続ければ、本当にホント、南米全体がソ連圏に組み込まれてしまうと真剣になって心配し、当時のCIA長官たるアレン・ダレスを馘首したのは有名な話です。ケネデイーは米国が南米諸国に「今中国が展開しているウインウイン外交で接して行けば、南米がソ連圏に組み込まれることは無い」と自信を持って取り組み始めていたのです。その為に彼はキューバのフィデル・カストロと話し合いをしようと準備をしていました。一方のフィデル・カストロもケネデイーとの話し合いに大いなる期待をかけていたのです。 ソ連が崩壊した現在、ロシアの右翼のプーチンが南米で受け入れられているのは何故か? 南米人と言う新しい民族がロシアや中国の共同体としての相互扶助が腐敗した米国の自由奔放主義に勝っていることを再確認し始めてきたからだと言うことでは無いでしょうか。南米のこの動きは後戻りはしないと私は観ています。今や、右も左もない。民族の相互扶助をやるかやらないかが問題なんです。アフリカ、アジアも同じ方向で動いているのです。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
ルラ氏の復活は米国の古式の原始的な貪欲帝国主義の凋落の第一歩だと言えましょう。
このスクールでどなたからか「南米大陸はずっと反米大陸なんだよ」と教えていただきましたが、その後の勉強で私はしかとその正しさを認識するに至ってます。CIAに暗殺されたジョン・ケネデイー大統領はCIAが中南米で暗殺や軍クーデターで左派を弾圧し続ければ、本当にホント、南米全体がソ連圏に組み込まれてしまうと真剣になって心配し、当時のCIA長官たるアレン・ダレスを馘首したのは有名な話です。ケネデイーは米国が南米諸国に「今中国が展開しているウインウイン外交で接して行けば、南米がソ連圏に組み込まれることは無い」と自信を持って取り組み始めていたのです。その為に彼はキューバのフィデル・カストロと話し合いをしようと準備をしていました。一方のフィデル・カストロもケネデイーとの話し合いに大いなる期待をかけていたのです。
ソ連が崩壊した現在、ロシアの右翼のプーチンが南米で受け入れられているのは何故か?
南米人と言う新しい民族がロシアや中国の共同体としての相互扶助が腐敗した米国の自由奔放主義に勝っていることを再確認し始めてきたからだと言うことでは無いでしょうか。南米のこの動きは後戻りはしないと私は観ています。今や、右も左もない。民族の相互扶助をやるかやらないかが問題なんです。アフリカ、アジアも同じ方向で動いているのです。