ミサイル迎撃は9割成功するとしても、敵が1万発撃てば、1000発着弾する。迎撃の宿命である。ただし敵が1万発撃てるかという問題はある。 この問題を克服するために、いま、①すでに戦争状態である、②敵がミサイルを撃ってくる兆候が強い、③敵のミサイルが核兵器であるかまたは、民間人に向けられたものであることが、過去に照らして相当程度予測される、などの条件がある場合、防衛的な戦争に徹している場合でも、例外的に敵基地を攻撃することも、「防衛」といって良いであろう。敵基地は今回の露宇戦争をみても、米軍が高精度に把握しているとおもえる。(ただし潜水艦からの発射は別)。 今後、露宇戦争でこの考えに沿った戦争が起きるかはひとつの注目点である。また、日本でも議論はあるが、この意味の敵基地攻撃は97.7%(100-2.3=97.7)は賛成であろう。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
ミサイル迎撃は9割成功するとしても、敵が1万発撃てば、1000発着弾する。迎撃の宿命である。ただし敵が1万発撃てるかという問題はある。
この問題を克服するために、いま、①すでに戦争状態である、②敵がミサイルを撃ってくる兆候が強い、③敵のミサイルが核兵器であるかまたは、民間人に向けられたものであることが、過去に照らして相当程度予測される、などの条件がある場合、防衛的な戦争に徹している場合でも、例外的に敵基地を攻撃することも、「防衛」といって良いであろう。敵基地は今回の露宇戦争をみても、米軍が高精度に把握しているとおもえる。(ただし潜水艦からの発射は別)。
今後、露宇戦争でこの考えに沿った戦争が起きるかはひとつの注目点である。また、日本でも議論はあるが、この意味の敵基地攻撃は97.7%(100-2.3=97.7)は賛成であろう。