米国の実質GDPは、1~3月期年率換算前期比ー1.6% 4~6月期年率換算前期比ー0.9% 好不況の分水嶺と見るべきでしょう。顕著な傾向は ①在庫をかかえすぎた大手小売りが最近値下げ商戦に出ている。 ②上海~ロス間の貨物輸送コストは1月に最高値を記録したが、6月末3割低下 物価上昇要因 ①ウクライナに起因するエネルギー、食料品価格の高騰 ②ウクライナに起因する部品供給網の混乱による価格上昇 ③人手不足で賃金が大幅上昇 コロナ禍を機にしたアーリーリタイアと過去2年間の移民受け入れ減 ④住宅価格はFRBの金利引き上げで水準が大幅に積みあがることは避けられる。 ⑤クレジットリポルビングの伸び率が非常に大きい 3月 29.0%、4月19,6%、5月35%と前年比増である。 ⑥コロナ行動規制による富裕層の超過貯蓄2兆5千億円がリベンジ消費 物価が高騰する構造的体質はFRBの金利引き上げに大きく左右される体質でもあり、 FRBのさじ加減によっては不況に突入する。米国輸出が大きい体質の国はもろに 影響を受けるのでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
米国の実質GDPは、1~3月期年率換算前期比ー1.6%
4~6月期年率換算前期比ー0.9%
好不況の分水嶺と見るべきでしょう。顕著な傾向は
①在庫をかかえすぎた大手小売りが最近値下げ商戦に出ている。
②上海~ロス間の貨物輸送コストは1月に最高値を記録したが、6月末3割低下
物価上昇要因
①ウクライナに起因するエネルギー、食料品価格の高騰
②ウクライナに起因する部品供給網の混乱による価格上昇
③人手不足で賃金が大幅上昇
コロナ禍を機にしたアーリーリタイアと過去2年間の移民受け入れ減
④住宅価格はFRBの金利引き上げで水準が大幅に積みあがることは避けられる。
⑤クレジットリポルビングの伸び率が非常に大きい
3月 29.0%、4月19,6%、5月35%と前年比増である。
⑥コロナ行動規制による富裕層の超過貯蓄2兆5千億円がリベンジ消費
物価が高騰する構造的体質はFRBの金利引き上げに大きく左右される体質でもあり、
FRBのさじ加減によっては不況に突入する。米国輸出が大きい体質の国はもろに
影響を受けるのでしょう。