日経の数字は、単に株式の問題であり、世界の経済見通しとはかけ離れている。 経済誌としては重みが欠ける興味本位の記事でしかない。最近日経の記事が、興味本位になり、末期的症状が現れ始めたのではないかと懸念される。 IMFの7月に世界経済見通しによる各国成長率予測が発表されている。 国名 21年 22年予測 23年予測 全体 6.1 3.2 2.9 米国 5.7 2.3 1.0 ユーロ圏 5.4 2.6 1.2 日本 1.7 1.7 1.7 中國 8.1 3.3 4.6 インド 8.7 7.4 6.1 ロシア 4.7 ー6.1 ー3.5 数字が物語っているが、世界の経済リード役が中国からインドに移っている。 今年の見通し 第2四半期の世界GDPは、中国とロシアの景気が低迷し、米国で消費支出が予想を下回り、マイナス成長。 物価上昇は予測を上回り、金融引き締めを招き、コロナとロックダウンによって中国の景気は予想以上に減速、ウクライナ戦争によって負の波及効果が出ている。 (台湾など)地政学的分断が進み貿易の国際協調が阻害されれば、さらに負の波及効果が促進される。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
日経の数字は、単に株式の問題であり、世界の経済見通しとはかけ離れている。
経済誌としては重みが欠ける興味本位の記事でしかない。最近日経の記事が、興味本位になり、末期的症状が現れ始めたのではないかと懸念される。
IMFの7月に世界経済見通しによる各国成長率予測が発表されている。
国名 21年 22年予測 23年予測
全体 6.1 3.2 2.9
米国 5.7 2.3 1.0
ユーロ圏 5.4 2.6 1.2
日本 1.7 1.7 1.7
中國 8.1 3.3 4.6
インド 8.7 7.4 6.1
ロシア 4.7 ー6.1 ー3.5
数字が物語っているが、世界の経済リード役が中国からインドに移っている。
今年の見通し
第2四半期の世界GDPは、中国とロシアの景気が低迷し、米国で消費支出が予想を下回り、マイナス成長。
物価上昇は予測を上回り、金融引き締めを招き、コロナとロックダウンによって中国の景気は予想以上に減速、ウクライナ戦争によって負の波及効果が出ている。
(台湾など)地政学的分断が進み貿易の国際協調が阻害されれば、さらに負の波及効果が促進される。