労働者が戦う姿勢を放棄しており、物価が下がり、生活が安定した時代が長く続いた。 中国など開発途上国に生産拠点を移し、物価を破壊し、国民に安価な価格で長い間供給できたという開発途上国搾取の時代が続いたということと同義語である。 海外で搾取する時代が終わり、初心に帰って、労働者は賃上げ闘争しなければ、また、できなければ専制国のように実質的奴隷化が進むということでもある。 労働運動が過渡期に入ったのは、賃上げが続き、産学協同思想が蔓延し、労働者の戦う姿勢が失われていったことが主因である。最近では「ストライキ」という言葉を聞くことがない。死語になっているといえる。 労働者が戦う姿勢が失われていく中で、就職氷河期があっても、ワークシェアリングの言葉が出てきても強欲高齢者が協力しないので当時の犠牲者は現在も犠牲者のままである。契約など新しい働き方が出てきたが労働組合は真正面から対応できず、正当な権利である給与体系でなく、給与を生産財に組み込む体系を暗黙に認め正規の給与体系を守ってきている。 労働者を安価に働かせるシステムも外部要因によって賃上げせざるを得ない状況に置かれわずかな賃上げが動き出している。本質的には、労働者は戦わなければ専制国と同じように搾取される時代に移っていることを認識すべきでしょう。 大企業に勤務する時代から、個別の技量によって仕事を作り出していくことができる時代であり、大量均一化に逆行した多様化商品の開発によって、消費者のニーズを先取りしていく時代なのでしょう。 労働力を、企業に買ってもらうか、自分の労働力を商品化につなげるかの道に分かれるが、難しいことを考えるのでなく、農業、漁業、林業など自然を相手にした一次産業労働の在り方の重要性も改めて見直すべきなのでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
労働者が戦う姿勢を放棄しており、物価が下がり、生活が安定した時代が長く続いた。
中国など開発途上国に生産拠点を移し、物価を破壊し、国民に安価な価格で長い間供給できたという開発途上国搾取の時代が続いたということと同義語である。
海外で搾取する時代が終わり、初心に帰って、労働者は賃上げ闘争しなければ、また、できなければ専制国のように実質的奴隷化が進むということでもある。
労働運動が過渡期に入ったのは、賃上げが続き、産学協同思想が蔓延し、労働者の戦う姿勢が失われていったことが主因である。最近では「ストライキ」という言葉を聞くことがない。死語になっているといえる。
労働者が戦う姿勢が失われていく中で、就職氷河期があっても、ワークシェアリングの言葉が出てきても強欲高齢者が協力しないので当時の犠牲者は現在も犠牲者のままである。契約など新しい働き方が出てきたが労働組合は真正面から対応できず、正当な権利である給与体系でなく、給与を生産財に組み込む体系を暗黙に認め正規の給与体系を守ってきている。
労働者を安価に働かせるシステムも外部要因によって賃上げせざるを得ない状況に置かれわずかな賃上げが動き出している。本質的には、労働者は戦わなければ専制国と同じように搾取される時代に移っていることを認識すべきでしょう。
大企業に勤務する時代から、個別の技量によって仕事を作り出していくことができる時代であり、大量均一化に逆行した多様化商品の開発によって、消費者のニーズを先取りしていく時代なのでしょう。
労働力を、企業に買ってもらうか、自分の労働力を商品化につなげるかの道に分かれるが、難しいことを考えるのでなく、農業、漁業、林業など自然を相手にした一次産業労働の在り方の重要性も改めて見直すべきなのでしょう。