1:現在、奇妙な論が横行している。
「鳩山首相によって日米関係は壊された。だからロシア、韓国、中国は領土問題で大胆な行動をとっている。従って一刻も早く日米関係の修復に全力を出さなければならない」
 
この論を政治家も言い、読売新聞などの論評も採用している。
 
不思議な論である。
 
そもそも、韓国大統領がなぜ竹島にいったか。自分の支持率を上げるためである。
 
ロシアのメドヴェージェフ大統領が北方領土を訪問したのも、右派の支持を取り付けたかったからである。
 
最近の尖閣問題は石原知事のヘリテージ財団発言からの騒動である。
 
米国要因は関係ない。
2:確かに鳩山首相が普天間基地の「最低でも県外」を言った時には米側は怒った。ゲーツ国防長官やグレグソン国防次官補は怒りをあらわにした。軍関係ではすべてに隷属すると思った日本が自らの発言をした、奴隷の分際で何をという怒りである。
3:しかし、鳩山首相は辺野古移転への日米合