日本の決定的な問題は主権を米国に完全に奪われていることです。なのに、妙に中国にだけ居丈高になっているのです。それも、大日本帝国主義者が居丈高になるのは仕方ないにしても、CHANGEさんみたいな年齢の方がシナ、シナと言って、中国を蔑視するのです。思想家の内田樹氏はその現象をインポマッチョと揶揄してますが、彼はそれを敷衍して、米国に去勢されているにもかかわらず、昔からの生まれつきの習慣で中国人に対して生理的に強くなると説明してます。

この日本の老人のサイコが日本の若者に感染するとどうなるか。日本人は歴史の勉強を怠ってますから、第一次大戦の敗戦後、ドイツで何が起きたか知りません。当時のドイツの若者は殆ど全員商業主義の英国をバカにしました。そしてワイマール社会革命を達成し国家産業主義を進めました。いわゆるプロレタリア革命です。そのプロレタリア革命をそっくり引き継いだのがヒットラーでした。ドイツ人全員が守銭奴の国家イギリスを憎み戦争を仕掛けたのです。

我々日本人の中国に対する憎しみがあっという間に中国征伐を旨とする全体主義に変わることだってあり得ます。我々老人は中国の悪口には封印することを求められているのではないでしょうか。