フレデイ タン のコメント

中露は米ドルの増刷りこそが諸悪の根源であることを確信するに至っており、両国は今までなかった高度の団結関係に入っており、第三次ブレトンウッズ体制の構築に向けて動き始めていると私は見ています。

因みに、第一次ブレトンウッズは、ケインズの金貨(バンコール)を基軸にする案を米国は敢えて拒否しゆるゆるの金為替本位にしました。次の第二次ブレトンウッズは有名なニクソンショックです。金為替を廃止し、際限なくペーパーマネーを印刷する特権を世界に宣しました。

中露が推進する世界基軸通貨はオーストリア学派のハイエクの貨幣理論です。この理論は米国の共和党も受け入れている理論でもあります。アセアン諸国、中東、アフリカ、中南米は賛同しています。

問題は日本です。ペーパーマネーのドルを生産供給するFRBに100%帰依している日銀をいただく日本です。本山FRBの崩壊は耐えられません。80年前に米国の経済制裁に憤怒して全面戦争に至ったホットテンパーの日本ですから、時代錯誤のジオポリティックスに触発され中露に対して矢を放つ可能性が大いにあるのです。

以上のように考えてますので、日本の選挙はどうでもよい。もう一つの米国が動き出し、中露と和解することを願っています。

No.2 30ヶ月前

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