西側の語りでは米と露の戦いは自由と民主主義VS独裁ですが、前にも一部書きましたが、私にはそれは見せかけの看板にしか見えないのです。 第二次大戦後の戦争の殆どが米国が行った戦争です。朝鮮半島、インドシナ半島、アフガン戦争は反共という意味では今の看板で通用する面がありますが、カダフィーのリビヤ、フセインのイラクの戦争はこの両国が石油代金に金を求めようとしたからです。ロシアと中国がそのことに気付いたのは米国のルーブルボイコットがクリミヤ併合時に行われた時なんです。ルーブルは暴落し、サウジに工作し石油の大暴落を起こさせ、ロシアを破産させようとしました。しかし、ロシアは破産しませんでした。安価なルーブルでロシア産品の交易条件が好転し、中国の金融支援もあったからです。その後、両国のインテリジェンスは格段と進み、米FRB(連邦準備局)が戦争を仕切っていることを知ることになるのです。 続く
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
西側の語りでは米と露の戦いは自由と民主主義VS独裁ですが、前にも一部書きましたが、私にはそれは見せかけの看板にしか見えないのです。
第二次大戦後の戦争の殆どが米国が行った戦争です。朝鮮半島、インドシナ半島、アフガン戦争は反共という意味では今の看板で通用する面がありますが、カダフィーのリビヤ、フセインのイラクの戦争はこの両国が石油代金に金を求めようとしたからです。ロシアと中国がそのことに気付いたのは米国のルーブルボイコットがクリミヤ併合時に行われた時なんです。ルーブルは暴落し、サウジに工作し石油の大暴落を起こさせ、ロシアを破産させようとしました。しかし、ロシアは破産しませんでした。安価なルーブルでロシア産品の交易条件が好転し、中国の金融支援もあったからです。その後、両国のインテリジェンスは格段と進み、米FRB(連邦準備局)が戦争を仕切っていることを知ることになるのです。
続く