米国から見た台湾も大切であるが、中国から見た台湾を合わせ考える必要があるのではないか。 中国を中心にして見る場合、地政学的ファクターを重視し「逆さ地図」で俯瞰してみた。全く違った景色になる。 端的に言えば、海洋進出を図ろうとすると、東シナ海、南シナ海に位置する日本列島ー沖縄―尖閣―台湾ーフィリピンーベトナムに至る列島軍は邪魔な存在でしかない。 1992年に「領海法」を制定し内陸の領土争いの論理をそのまま海に持ち込み東シナ海、南シナ海に対する中国の行動原理は、第一列島線、第二列島線などの現状変更は中国の核心的利益につながる。 この方針に則って、南シナ海に7つの人工島を作り基地化し、民主化つぶしの香港粛清が行われた。次は台湾の民主化つぶしが迫っているということになる。 米国の基本は中国との共存であろうが、中国の出方次第で即戦体制が敷けるかどうかなのでしょう。 現状を見ていくと、曖昧戦略の段階は過ぎており、ボルトンだけでなく、日米台は準備だけは進めていくことは不可欠である。望むらくは中国が侵攻しないことに事に尽きる。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
米国から見た台湾も大切であるが、中国から見た台湾を合わせ考える必要があるのではないか。
中国を中心にして見る場合、地政学的ファクターを重視し「逆さ地図」で俯瞰してみた。全く違った景色になる。
端的に言えば、海洋進出を図ろうとすると、東シナ海、南シナ海に位置する日本列島ー沖縄―尖閣―台湾ーフィリピンーベトナムに至る列島軍は邪魔な存在でしかない。
1992年に「領海法」を制定し内陸の領土争いの論理をそのまま海に持ち込み東シナ海、南シナ海に対する中国の行動原理は、第一列島線、第二列島線などの現状変更は中国の核心的利益につながる。
この方針に則って、南シナ海に7つの人工島を作り基地化し、民主化つぶしの香港粛清が行われた。次は台湾の民主化つぶしが迫っているということになる。
米国の基本は中国との共存であろうが、中国の出方次第で即戦体制が敷けるかどうかなのでしょう。
現状を見ていくと、曖昧戦略の段階は過ぎており、ボルトンだけでなく、日米台は準備だけは進めていくことは不可欠である。望むらくは中国が侵攻しないことに事に尽きる。