係るご寄稿が重要であるのは言うまでもないが、根本の問題は、日本社会の（極論すれば）一億総「長い物には巻かれろ」状態に尽きる。
先日の生放送で触れられた鳩山元首相との対談－

“日本が米軍を受け入れて何年になるのだ？もう７７年。あと２５年で米軍が出て行くだろうか？百年以上、外国の軍隊の支配下にあって、それでオッケーという国は（普通は）ないだろう。今、世界を見渡せば、そんな国は殆どない。外国軍が居るということは、本来は許されないことだからだ。しかし、それを置いておくということは、安全保障環境の議論を全く歪めてしまう。本来は要らない米軍を弁護するがために、「日本を守るための安全保障」は どうあるべきか、という議論をできなくさせている。不要な外国軍隊を「必要だ」と言わなければいけないからだ。”

ここで－

①先ずは、米軍駐留 可否の（形式上）決定権を持つ日本のトップが脅しや買収で米側に「巻かれる」。
②次には、その直下の各分野の者達も「巻かれて」、「米軍は必要だ」の嘘と詭弁を社会に氾濫させる。
③大衆レベルでは、この嘘と詭弁に まんまと騙されるか、何も考えずに「大勢に『巻かれて』おくのが無難」が殆どだろう。
④この状況にヒビを入れる「不穏な」動きは、「巻かれた」者達によって速やかに叩き潰される。

ざっとこんなところでないか。日本の「ウクライナ問題」状況も同じことだ。一億総「コロナ毒ワクチン」接種もまた然り。他にも挙げればきりがない。要は、「個」が弱過ぎる人間ばかりで出来上がっている国でないか。