りゃん のコメント

蘇我氏の支配から乙巳の変、白村江の戦い、壬申の乱等々のあったころは、律令国家の完成期であり、それにともなう権力闘争が熾烈だったころである。井沢元彦のこの著作は読んでないが、そういう権力闘争と「ケガレ」概念をどう塩梅しているのだろうか、興味がわく。

わたしがこの時代で一番におもいだすのは、もう10年以上前になるか、まんが雑誌で連載されていた
「天智と天武 -新説・日本書紀」 だ。(元ネタの本もあるようだがそっちは読んでない)。少しネタバレすると、新説・日本書紀というだけあって、蘇我入鹿を善玉として描き、藤原氏の元祖を滅亡した百済の王子としている。とにかくおもしろく、おすすめ。

「火葬」については、もともと少人数で移動生活をおくっていた人類が定住して困ったのが死体の始末で、それに対処するために複雑で高等な宗教が生まれたという説をどっかで読んだことがある。この説によれば(別によらなくてもだが)、つまり、死体をどのように始末するかはとても宗教的な問題で、対立を生みやすいとなる。

最近、日本でイスラム教徒(戒律で火葬が許されず土葬)が土葬しようとしている動きがあるが、この問題もそういう視点からも見るべきであろう。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210617/k10013089801000.html

No.18 31ヶ月前

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