りゃん のコメント

>>33
わたしは「核兵器を持つ国が、他国を軍事的に侵略するだけで、核恫喝といわれても仕方ないんじゃないか」といってるんですよ。「いわれても仕方ない」と。米や露の主観のはなしをしているのではありません。なおこの場合、「他国」というのは、「核兵器をもたない他国」ですね。念のため。

孫崎さんにしても、あなたにしても、客観的には今回の侵略戦争を肯定しているんですよ。そこをよく考えてください。また、孫崎さんは、ウイグル問題の時は、ウエストファリア条約まで持ち出して大上段から「内政干渉よくない」という趣旨をいっていたけど、今回はそれをひとこともいわないですね。

露の擁護派は、①米が悪い➁露には事情がある③だから侵略しても正しい。ただこれだけを繰り返し言っているだけです。しかし①➁は、この問題に一定以上理解があれば、だれでも知ってることです。そのうえで露の否定派は、でも侵略はよくないでしょといってるわけで、まあ、まったくかみ合ってないのですが、擁護派が「侵略でないことの証明」ができない限りは、理論上の決着は明らかです。それとも、一般的に①➁が証明されれば侵略戦争でもOKとしますか? そして現実にも、露は安保理常任理事国だし、侵略しなくても、①➁を国連でいくらでも提起できたんじゃないですか。さらに、いつもはメルケルがやってた仲介役を今回はマクロンがやりましたが、それでもプーチンは妥協しなかった。今回は侵略戦争をはじめる意図を固めていたということです。

そのうえ、孫崎さんはいまでも、「ウクライナ側が①当面NATO参加問題は凍結する、②東部住民の自治権は認める」で、戦争は終わるという趣旨を述べているとおもうけれど、本当に露の目的がそれだけなのか。それだけなら、東部の、それも一時的占領だけですむはずです(NATO加盟はウクライナは前のめりでしたが、米仏独はそこまで乗り気でなく、実質的には凍結状態でした)。実際に軍事力行使が最低限だったら、独も態度は変えなかったとおもいますよ。

この点は、あなたの言説にも混乱としてあらわれています。あなたも、「ウクライナ側が①当面NATO参加問題は凍結する、②東部住民の自治権は認める」で戦争は終わるという趣旨を述べている場合もあるし、「一挙に占領して日本政府みたいな傀儡政権を作って、非同盟中立国家として世に出すつもりでしょう」とも書いている。しかし両者は同じ意味ではありません。たぶん、露の擁護派は、露(プーチン)の戦争目的を(意図的に)過小評価したがっている、あるいは見誤っているだろうということです。なお、上でも書きましたが、露は「非軍事化」を述べていますが、そこに孫崎さんはふれてないようです。

No.38 33ヶ月前

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