藤田嗣治氏は陸軍美術協会理事長に就任し、積極的に軍への協力の意義を説いていますから、「生活もあるし、自分の作品の買い手が帝国主義者であれば、協力せざるをえません」で、藤田の姿勢を説明するの適当ではないのでないかと思います。 ただ、当時軍への協力への疑念を表明した人はほとんどなく、ほとんどの画家が協力に入ったので、藤田だけを特記して非難するのも不適切かもしれません。戦中、戦後をうまく動いたのは横山大観でしょう。
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孫崎享チャンネル
(著者)
藤田嗣治氏は陸軍美術協会理事長に就任し、積極的に軍への協力の意義を説いていますから、「生活もあるし、自分の作品の買い手が帝国主義者であれば、協力せざるをえません」で、藤田の姿勢を説明するの適当ではないのでないかと思います。
ただ、当時軍への協力への疑念を表明した人はほとんどなく、ほとんどの画家が協力に入ったので、藤田だけを特記して非難するのも不適切かもしれません。戦中、戦後をうまく動いたのは横山大観でしょう。