「敵国中国」というほど単純ではないですよ。 日本は清朝の味方をしていたし、漢族のなかでは汪兆銘政府の味方をしていました。かれらもまた「中国」です。 日本が主にたたかっていたのは蒋介石の国民党軍ですが、かれは米、英、DSのフロントですね。日本はDSとたたかっていたわけです。 そして、国民党軍と共産党軍とはたたかっていましたが(ともに「中国」)、その後の国共合作にはコミンテルンという外国勢力の陰謀、といって悪ければ、少なくとも関与があります。 日本が敗戦した結果、日本は「中国」と戦って負けたことになったわけです。その結果そのものに文句をつけるつもりはないですが、もう70年以上たったのだから、別の視点があってもいいとおもいます。ウイグルは「中国」ではないという事実も別の視点のひとつです。 創作活動に行き詰っていた平山氏が原爆体験という独自の原体験を武器にして成功した。その内容は「狂気の兵器を生み出した同時代の人びとの贖罪と救い」だ、というのも、なにも平山氏やその考えの真摯さにケチをつけるつもりは毛頭ないですが、わたしは、その時代の作為された論調、といってわるければその時代の空気や思想を結局は色濃く反映しているとおもいます。 原爆投下の、少なくともしばらくの間は、やられたからにはいつかやり返すと考えた人々が、かなり多くいたとわたしは信じています。
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
「敵国中国」というほど単純ではないですよ。
日本は清朝の味方をしていたし、漢族のなかでは汪兆銘政府の味方をしていました。かれらもまた「中国」です。
日本が主にたたかっていたのは蒋介石の国民党軍ですが、かれは米、英、DSのフロントですね。日本はDSとたたかっていたわけです。
そして、国民党軍と共産党軍とはたたかっていましたが(ともに「中国」)、その後の国共合作にはコミンテルンという外国勢力の陰謀、といって悪ければ、少なくとも関与があります。
日本が敗戦した結果、日本は「中国」と戦って負けたことになったわけです。その結果そのものに文句をつけるつもりはないですが、もう70年以上たったのだから、別の視点があってもいいとおもいます。ウイグルは「中国」ではないという事実も別の視点のひとつです。
創作活動に行き詰っていた平山氏が原爆体験という独自の原体験を武器にして成功した。その内容は「狂気の兵器を生み出した同時代の人びとの贖罪と救い」だ、というのも、なにも平山氏やその考えの真摯さにケチをつけるつもりは毛頭ないですが、わたしは、その時代の作為された論調、といってわるければその時代の空気や思想を結局は色濃く反映しているとおもいます。
原爆投下の、少なくともしばらくの間は、やられたからにはいつかやり返すと考えた人々が、かなり多くいたとわたしは信じています。