核兵器禁止条約に賛成したら、これだけ核兵器保持国に囲まれている日本の安全は１ミリでも高まるのでしょうか。安全保障議論は、諸問題のなかでもとくにホンネをぶつけることが大事だとおもいます。

核の傘などない。日本人のほとんどは実際はそう思ってると思いますよ。それはホンネです。そして、核兵器禁止条約に賛成しても、日本の安全は高まらない。こっちのホンネもホンネですね。

多数国が参加するのにオブザーバー参加もしないのは格好悪いけど、米国のせいにしとけばいいや、くらいなのが外務省の担当者のホンネなのかもしれないともおもいますね。

わたしは、堂々とオブザーバー参加して「日本以外核兵器禁止条約」を主張するくらいの気概を外務省には見せてほしいとおもいます。「ただし核攻撃を受けた国はほかの国の核兵器がなくなるまで核兵器をもつ権利を留保する」ということです。もちろん真面目に言っています。そういうことのできる政党に政権を担当してほしいと願いますが、今の与野党では無理でしょう。