方法論を意識しながら、さっそく、十句くらいつくってみる。たとえば、 タリバンや ねころんでみる赤い月 ろくなものはできないが、自作してみると、なるほど、「相互になんの関連がないものを一句に仕立てる」のは、別に難しくはないが、「材料と季題との関連が全くないというわけではなく、イメージの奥に通底するものがある」ことによって、「新しい世界を現出させる」のがむずかしいのだとわかる。 「イメージの奥に通底」。これがありふれてるとつまらない句であり、相手に伝わらないと妙なとりあわせと感じられる(読む側の知識も問われるが)。ここの塩梅が天才の仕事なのだろう。
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
方法論を意識しながら、さっそく、十句くらいつくってみる。たとえば、
タリバンや ねころんでみる赤い月
ろくなものはできないが、自作してみると、なるほど、「相互になんの関連がないものを一句に仕立てる」のは、別に難しくはないが、「材料と季題との関連が全くないというわけではなく、イメージの奥に通底するものがある」ことによって、「新しい世界を現出させる」のがむずかしいのだとわかる。
「イメージの奥に通底」。これがありふれてるとつまらない句であり、相手に伝わらないと妙なとりあわせと感じられる(読む側の知識も問われるが)。ここの塩梅が天才の仕事なのだろう。