タリバンが、何故、米国を敵対視し、アフガン内のカブールまで勢力拡大を急いだのか、その理由がよくわからない。 推測すると中國とかなり外交交渉が進み中国の支援が期待できると判断したのでしょう。問題は中国のアフガニスタンに対する軍事的・経済的支援の中身が分からないが、米国を徹底的に排除して、中国が代わりに支援するという言質を与えたとすれば、中国の勇み足である。 人民軍などの軍事的支援は論外としても、インフラなど経済的支援を約束しても、米国がアフガン内の銀行に対する金融制裁をすれば、西欧も呼応するのでタリバンの政治的運営は行き詰まるのでしょう。仮に中国が支援すれば、中国の銀行が制裁を受けることになり、中国が支援できる内容も限られてくる。 タリバンが中国を後見役と考えているのであれば間違いであるし、ロシアがバックアップすることは考えられないので、近いうちに、IS-Kの攻撃だけでなく、北部地域の攻撃も受けること必然であり、表舞台に出たとたん国としての責任を果たせるかどうか、まずできないのしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
タリバンが、何故、米国を敵対視し、アフガン内のカブールまで勢力拡大を急いだのか、その理由がよくわからない。
推測すると中國とかなり外交交渉が進み中国の支援が期待できると判断したのでしょう。問題は中国のアフガニスタンに対する軍事的・経済的支援の中身が分からないが、米国を徹底的に排除して、中国が代わりに支援するという言質を与えたとすれば、中国の勇み足である。
人民軍などの軍事的支援は論外としても、インフラなど経済的支援を約束しても、米国がアフガン内の銀行に対する金融制裁をすれば、西欧も呼応するのでタリバンの政治的運営は行き詰まるのでしょう。仮に中国が支援すれば、中国の銀行が制裁を受けることになり、中国が支援できる内容も限られてくる。
タリバンが中国を後見役と考えているのであれば間違いであるし、ロシアがバックアップすることは考えられないので、近いうちに、IS-Kの攻撃だけでなく、北部地域の攻撃も受けること必然であり、表舞台に出たとたん国としての責任を果たせるかどうか、まずできないのしょう。