りゃん のコメント

三島の有名な「日本はなくなって」「・・・抜目がない、或る経済的大国」ということばは、米国を強烈に意識していることに間違いはなく、この点が日本の反米な自称サヨクには、むかしからウケている。しかし、かれらに反米から先の考察はない。そこまでで時間がとまっているようだ。

三島の自決した1970年は、中共の経済的地位はほとんど無であったし、尖閣が中国領であるとの主張もまだなされていなかった。政権党に中共の工作は及んでおらず、日本はほぼ米国のことだけを気にしていればよかった。

もしいま三島が生きていたら、当時とは様変わりした現在の国際情勢をどう分析するだろう。これは右寄りから右翼にとっては、よく話題になるテーマだ。意見は様々だが、「日本はなくなって」ということばは、【原因となる相手を米国だけからさらに拡大しつつ】、現在もまったく変わらぬ危機認識だという点ではだいたい一致する。

No.6 40ヶ月前

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