p_f のコメント

ハンナ・アーレントについては、かつて映画「ハンナ・アーレント」を見ただけだが、内容は殆ど思い出せない。
師匠の「存在と時間」は文庫の上下巻を勇んで買ったきり一頁も読んでいない。読まなくても毎日よく眠れているからだ。
ノリーナ・ハーツ氏も全く知らなかったが、講演映えする容貌の持ち主のように見える。すると、食虫植物を警戒する昆虫の気分になる。
まるで鬼の首でも取ったかのような「孤独が孤独が」との論だが、何かズレている感が否めない。
「社会に居場所のないと感じる孤独の人々」がカルト宗教の いいカモにされるのは昔からだが、それで十分だろう。
支配者側の常套手段は分断統治だ。支配される側を孤立させてナンボである。それを支配者DSは手を変え品を変え延々続けているのでないか。孤独な人間の大量発生という「原因」によって、全体主義が出てくるという「結果」が生じるのでなく、人間の一括支配という悪意ある「目的」のために、意図的に多くの人々が孤独な状況に追い込まれるという「結果」が生じている━そう見た方が良さそうだ。

No.5 39ヶ月前

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