私は今大塩平八郎著『洗心洞箚記』を読んでいる。大塩平八郎は、大坂町奉行所の元与力で、天保8年(1837年)に反乱を起こしている。私が大塩平八郎に関心を持ったのは、三島由紀夫の言葉による。
英国の日本研究学者にアイヴァン・モリスという人物がいる。彼の著書『光源氏の世界』は英国でダフ・クーパー賞を受賞している。ダフ・クーパー賞は文芸評論、歴史等の著作に毎年一名が受賞している。彼は源氏物語に精通している。
三島由紀夫はこのアイヴァン・モリスに、「もしも西洋人が日本精神の本質を理解したいならば、日本人の持つ勇健精悍なたけだけしい英雄の典型として大塩平八郎を研究したらよい。日本精神とは王朝女官の日記や優雅な歌と歌とをかわすならわし、あるいは儀式的なお茶会などだけで代表されるべきものではない」と述べている。
私はこの発言に興味を持ち、大塩平八郎を少し、学び始めたのである。
アイヴァン・モリスは「大塩
随想51:大塩平八郎著『洗心洞箚記』:「無能な役人が、賄賂を貪る役人よりも害を及ぼす事はより深刻」
- 登録タグはありません
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
新着記事
- 健康寿命が長い人は「脚力」「バランス力」「柔軟力」「握力」が高い。「脚力」は歩くための筋力。特に鍛えたいのは、尻や太ももといった下半身の大きな筋肉。歩く、立つ、座るなど、生活動作に大きく影響。 「バランス力」は転倒しないための筋力。ペットボトル開けられないは要注意。 6時間前
- 全国高校駅伝 男子予選会、佐久長聖(長野)が優勝争いの最右翼(毎日)地区予選①大牟田2.03.25、②仙台育英2.04.00③八千代松陰5000m。平均タイム①佐久長聖13.56②仙台育英14.04③学法石川、女子神村学園(鹿児島)、仙台育英(宮城)、大阪薫英女学院の「3強」(毎日) 1日前
- 『私とスパイの物語』出版の顛末。よく出版できたと思う。ワニブックスの川本悟史氏に心から御礼申し上げます。当初の出版予定社社長より「この本は読者がつきませんよ」。つまり出版しない意思表明。困りました。この本には山上氏に夜殺害を否定する「安倍晋三元首相の殺害問題」が入っている。 2日前
- 欧州経済の終末、停滞、競争力の低下、トランプの難題。大陸は「存亡の危機」に直面。 EUがイノベーションの砂漠になっている。欧州の首都はすでに、税収が減少する中、急増する赤字の抑制に苦戦している。その結果として、極右と左派が体制を攻撃する機会を捉えて政治を急進化させている 3日前
- 米国世論調査、問「コロナワクチンは最も致死性の高いワクチンか」答え米国全体yes27%、民主党支持者yes17%、共和党支持者yes40% 4日前
コメント
コメントを書く(ID:19005377)
>>1
いやはや、参りました。貴殿の処世術。
日本人の主流的思考。
自民党と言うコーポレーションの所属員のサイコロジーを窺い知るビックデータの部分だと思って興味を持って読んでます。
(ID:19005377)
>>6
そのサイコロジーとは「廉恥」という概念が全く無い集団思考だとの私なりの仮説を立証する材料を貴殿が提供しているのです。
私の研究に材料を提供する貴殿のご投稿は私にとってはありがたい存在です。
(ID:19005377)
>>5
追加
これは私の勝手なスペキュレーション。科学でない私の単なる恐れ。
新型コロナが人工ウイルスであることがほぼ判明した。
人工物は自然には勝てない。朽ちる。これは一般の原則。
新型コロナは今、旺盛だが、自然の淘汰に遭い徐々に弱毒化し消滅するだろう。
予防治療の為にはその武器とまるのは人間の自然免疫を強化する或いは自然免疫強化を促進する治療薬ないしワクチンではないだろうか。
新型コロナの遺伝子の一部を筋肉注射して、抗体を人工的且つ強制的に生産するのは自然免疫体系に対する冒涜にならないだろうか。